ちゃおチャオブログ

日々の連続

ベトナム「ガックリ」旅行記(10)中国・東興市。

Red Reverを挟んでの中国側・東興市の税関建物。
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川の対岸はベトナム
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ここは海岸線からそう遠くない場所で、船舶も見える。
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国境の橋の上から中国の街並みを眺める。
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税関前の街の賑わい。このビルの2階の食堂で、青椒肉絲を食べる。
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ハロン湾からモンカイまでのローカルバスは、乗客一人、当方のみを乗せて山道を越え、4時間かかってモンカイのバスターミナルに到着したが、すぐさま駆け寄って来たバイクタクシーに拉致されるようにして、中国国境の税関前まで運ばれた。バスターミナルから国境までは1本の大通り、この街のメインストリートが走っていて、バイクの後部座席に乗って、街並みなどが眺められたが、中々賑やかそうな町だった。ベトナム側国境の町だけのことはある。

さて、税関前にはかなり大勢のベトナム人が列を作って並んでいる。出国手続きがややこしく、時間がかかっているのかも知れない。税関前に大きなショッピングセンターのようなビルが建っていて、ちょっと立ち寄りたい気分もしたが、この行列を見て立ち寄るのは諦め、通関を先に済ますことにした。処が、外国人窓口は、ベトナム人とは別口で、ここには殆ど誰もおらず、パンパンとパスポートに出国印を捺され、ベトナムを出る。

ベトナム税関から中国税関までの中間地帯、所謂Neutral Zoneは、大きな川、Red Reverに架かっている橋の上だ。約150m程の橋の上を歩き、中国国境まで行く。橋の上にはベトナム人売人がいろんな物を売っているが、小雨が降って来て、中には菅笠を被って立ち続ける売人もいるが、大方は、雲の子を散らすようにどこかへ退避していった。橋を歩いていると、タイとミャンマーの国境、メーサイを思い出す。橋が平らでフラットな所がそっくりだ。

中国の税関はベトナム人も一緒になって通関を済ますが、窓口が複数あって、それ程込んではいない。少し並んだだけで入国できた。税関を出ると、そこは中国・東興市。初めて聞く名前だが、広西省となっている。本当は広西チワン族自治区というのが正式名称なのだが、ここに住む漢人広東省と対比するように広西省と呼んでいるようだ。

街は賑やかだ。ベトナム・モンカイと比べたら、街は数倍も大きく、リッチで、人の数も多い。国境の町だから中国人観光客もあちこちからやってくるのだろう。税関前には幾つかの免税ショップのビルが建っていて、大勢の人。免税品を求めているようだ。そのビルの中で昼飯、青椒肉絲を20元、約400円で食べ、さて、今晩のホテル探し。税関から300-400m行った先に丁度良いホテルがあって、80元。約1600円。以前の中国旅行で使い残りの元を沢山持っていたので、今回は両替はしないが、円安になり、元高になって、以前だったら、1万円で700元程もらえたが、今では500元ほど。貨幣の強弱は国の強弱を表しているのか・・。

ホテルにチェックインし、左側街歩き。このホテルの両側には、ずらっと木材店の店が並んでいる。その数200ー300店舗以上。皆、「紅木」の看板が出ている。即ち、マホガニーの家具や置物だ。「越南紅木」などの看板もでているので、この辺り、マホガニーの産地なのかも知れない。数百もある紅木店には客は誰も入っていないが、こんなで良く持つものだ。

小雨の中、前後に細長い傘を差したバイクタクシーに乗って、街を一巡する。かなり大きな街で、ベトナムとの国境を隔てる川沿いには、鉄条網が張り巡らされていた。密入国、密貿易を防止する目的だろう。夜はホテルの近くの火鍋店に入り、一人用の火鍋を食べる。ジンジャを主体とした火鍋だが、壺の中にいろんな具材が入っていて、30元は安かった。



税関前のショッピングセンターの中の様子。
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これは青椒肉絲ではなく、ベトナムのフォーだ。
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東興市は大きくて賑やかな街だ。
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この通りの近くでホテルを見つける。
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ホテルの前の大通り。両側に数百件の「紅木」家具の店舗が並んでいる。
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