ちゃおチャオブログ

日々の連続

2.7.(土・晴れ)タイの強かさ。和歌山事件。

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タイの軍事政権、プラユット首相が初来日する。それに先駆け、タイ政府はカンボジアから東西に横断し、ミャンマーまで伸びる南部廻廊の鉄道を日本に発注することを表明した。去年、ラオスからチェンマイバンコクを通り、シンガポールまで延長する新幹線網を中国に受注され、日本勢は歯ぎしりしたが、今回タイ政府はバランスを取る目的で、横断線を日本に発注した。しかしこれは新幹線ではなく、在来工法の高速鉄道に過ぎない。経済規模は南北線の10分の一にもならないだろう。
新幹線施設に関して日中は世界のあちこちで、衝突している。日本の高価格がネックになり、あちこちで中国に奪われている。タイの南北線も当初は日本受注が本決まりだったが、白紙に戻され、いつの間にか中国に行ってしまった。新幹線技術に関しては、韓国はまだ追いついてきていないので、今の処は安心できるが、日本政府も、中国がやっているように、官民一体となって売り込みを図らないと、強力な中国の政治主導の前に太刀打ちできなくなってしまう。
南北線を再度日本の巻き返しで、中国から奪い取る位のガッツがあっても良いだろう。
先週オバマはインドを訪問し、原発建設の売込みを図り、米国製原発がインドに導入されることがほぼ確定した。原発稼働に是非論はあるが、これからの人口増大
、電力需要の増大を考えたら、原発以外に解決方法はないだろう。
安倍総理がトルコやベトナムを訪問し、売り込みを図るのは、正しいやり方だ。日本がやらなくても、日本に代わってやる国はあまたいる。韓国も強敵の一つだ。

和歌山紀ノ川の児童殺害事件、22歳の近所の無職青年が逮捕される。高校受験に失敗し、引きこもりになったようだ。父親が大学教授、優秀な一家に生まれ育った青年が、何かの歯車の間違いで、奈落の底に堕ちてしまった。
長崎、少女殺人事件、名古屋大生殺人事件、それぞれ両親は立派な、環境の良い家庭で育った筈だ。しかしいつの時点で、どんな歯車が狂ってしまったのか・・。その狂った歯車を元に戻す修復方法は無いのか・・。こうした闇を解決するのが学者なのに、学者は事件が起きた後から事件の解説をするだけだから、そんな事など、学者でなくても出来ることだ。それが現代の闇だ。

午後、散歩に出る積りが、曇になって、肌寒くなる。無理して散歩に出ることもないので、止めにする。


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