ちゃおチャオブログ

日々の連続

ベトナム「ガックリ」旅行記(7)ハロン湾遊覧と鍾乳洞。

ベトナムのお墓は皆個性的で芸術的だ。
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ハロン湾ターミナル。この中にチケットカウンターがあった。
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ターミナル前の岸壁には数百と言う遊覧船が係留されていた。
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船は皆こうした2階建てになっていて、2階からの展望が良い。
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沢山の船の間を抜けるようにして、湾内に出て行く。
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海上にはあちこちに尖った岩山が立っている。
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いやー、素晴らしい眺めだ。
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最初の上陸地、洞窟の島だ。
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昨日ツアーを申し込んだAgent、Shin Cafe Travelの事務所前で待っていると、8時、マイクロバスが迎えに来て、車内には既に3-4人の客が乗っていたが、更に幾つかホテルを回り、それぞれ数人づつ客を乗せて、ハロン湾に向かう。紅(ホン)河だと思うが、大きな川を渡り、暫らく線路沿いに工業地帯のような郊外を走ると、田園風景が広がって来る。工業団地のような場所には、「Yazaki」(矢崎総業)など日本企業の名前の工場などもあったが、この田園風景を見ていると、この国は、基本的には尚米作の農業国だ。

田圃のあちこちにまとまった墓地が見える。日本のようにお寺の中に墓地があるのではなく、田畑の中に1基だけだったり3-5基纏まってあったり、それこそ日本の墓地のように大きな敷地に数百基が並んで立っている場所もある。近くには寺院は見えない。日本はお寺仏教、お寺での葬式が宗教行事になっているが、この国では、お寺の存在はそれ程重要ではないようだ。同じ大乗仏教国ではあるが、死者を悼む慣習としては、立派な墓を建てることにあるらしい。

実にカラフルで立派なお墓だ。大きなものになると、ちょっとしたワンルーム程の大きさもあり、中に人が住めるようにも見える。沖縄のお墓、亀甲墓も大きなもので、実際お墓の中で生活することも可能だが、ここベトナムのお墓は沖縄程の大きさはないとしても色彩が豊かだ。沖縄は単に灰色のコンクリートで塗り固めたようなものだが、ここでは主にタイル張りだったり、カラフルな石材を使って、ちょっと見には犬とか何か小動物の別荘のようにも思えないことはなかった。

ハノイからハロンまでは凡そ200キロ。途中大きな土産ショップを兼ねたレストランでトイレと食事休憩。矢張り、こういう場所だけあって、全体に割高だ。かなり整備された国道を走り、途中幾つかの街中を通り過ぎ凡そ4時間、昼過ぎにハロン湾ターミナルに到着した。

20数名乗っていた外人客は、そのまま遊覧船に乗ってハロン湾に乗り出していく。当方一人マイクロから下ろされ、後は勝手に好きなようにして下さい、と。途端に何人かの客引きがやってきて、「ハロンベイ、ハロンベイ、60ドル」と言ってくる。何、60ドルも出すんなら、最初からツアー料金でやって来たのと変わらないではないか! 知らんぷりを決めるが、煩く付きまとて来る。

ターミナルの前は大きな湾になっていて、埠頭には100隻以上の遊覧船が係留されている。湾の先には島影が奇妙な形をして海上に浮かんでいる。ここがハロン湾であることには間違いないのだが、・・さて、どうのようにして島に渡るか・・。
ターミナルの中に入って見ると、チケット売り場がある。ああ、ここで遊覧チケットを買うのだな。案内ボードも出ていて、コース別料金になっている。何が何か分からないので、兎も角一番高いチケットを購入する。と、待っていたように船子がやってきて、ボートに案内してくれる。遊覧船は、これから丁度出るところだったのだ。

沢山の遊覧船をかき分けるようにして沖合に出、先ずは正面の大きな島に向かう。凡そ30分程乗船し、島に到着する。鍾乳洞の島だ。船着き場から少し上がった場所に鍾乳洞の入口があり、早速鍾乳洞探検だ。この遊覧船には、タイ出身のオーストラリア人家族が乗船していて、最初は中国人かと思ったが、タイ人だった。タイ南部、チェンポン出身とのこと。最初は一緒に洞窟に中に入って行ったが、広い洞窟内でバラバラになってしまった。その分、自由に好きな場所の写真を撮れる楽しみが増えたのだが、・・残念ながら、カメラを無くしてしまい、ベストショットや、そのタイ人家族との記念写真その他、全てが失われてしまった。




この島には沢山の遊覧船が集って来ている。
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鍾乳洞内は、カラフルにライトアップされている。
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極彩色の色合いが何とも幻想的だ。
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随分大きくて広い鍾乳洞で、一緒に歩いていたタイ人家族と別れ別れになってしまった。
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うーん、見事な自然の造形だ。
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ああ、見飽きぬ色彩。
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約30分の洞内巡りを終えて外に出ると、島の湾には多くの遊覧船が集って来ていた。
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うーん、良い洞窟巡りができた。
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