ちゃおチャオブログ

日々の連続

石垣再訪(22)12年ぶりの竹富島。

雨混じりの飛沫でフェリーの窓ガラスが曇り、写真が良く撮れない。大きなビルは泊っている東横インだ。

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石垣海保の巡視船も霞んで見えている。

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前方にぼんやりと扁平な島、竹富島が見えてきた。

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石垣港から約15分、竹富埠頭に到着した。

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これから石垣に向かう乗客が乗船待ちをしている。

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2か月前にはこの石垣フェリーターミナルから西表島に渡った。フェリーは同じような航跡を辿って湾外に向かう。石垣港を出る直前、右手に保安庁の波止場と係留されている巡視船が見えるのは2か月前と変らない光景だ。港湾を出ると多少波が高くなり、船底を打つ波の音も船内に響いてくる。窓は波の飛沫で曇り、外の景色は上手に写真に撮れない。港湾の外に出ると言っても、竹富島は直ぐ目の前にあり、石垣港の防波堤を過ぎると、直ぐ又竹富島の防波堤が目の前に現れる。湾外に出て10分もしない内にエンジン音が低くなり、船足もゆくりになる。前方の起伏の無い島が大きく近づいてきて間も無く、島に到着だ。

 

12年ぶりの竹富島。30数年前、最初にやって来た時は、昔風の渡船を大きくしたような木造船だったが、12年前は既に今と同じようなスマートな高速船になっていて、石垣フェリーターミナルも出来ていた。しかし12年前には無かった竹富サイドのフェリーターミナルは、この12年の間に新築され、初めて見る建物だった。こうした施設を整備する為にも入島料は必要かも知れないが、そうであれば任意の300円ではなく、今の消費税と同じ10%をフェリー代金に上乗せすれば事足りると思うのだが・・。

 

安定しない南の島の天気は、フェリーが島に到着した時点で再び雨が降り出した。当方今日は晴れると見込み、傘や雨具の用意をして来なかったが、迂闊だった。フェリーターミナルで暫く雨の様子を見ていたが、雨脚が少し弱くなってきたのを見計らって集落に向かうことにした。南の島の雨だ。少し濡れても身体が冷えることはない。ターミナルを出た直ぐの場所に竹島ビジターセンターがある。ここでは方言で「ゆがふ館」と呼ばれている。ああ、雨宿りには丁度良い。ここで展示物を見ていれば、その内雨も上がるだろう。

 

フェリーターミナルを出て2‐3分の場所に竹富ビジターセンターがある。

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箱物で、余り利用されていないようだ。

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石垣方言で「ゆがふ館」。「ゆがふ」の意味は漢字では「世果報」と書き、「天からの、ご加護による賜りもの」と言った意味があるとのこと。自分はこれは「世我富」ではないかと思えた。

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竹富小中学校へ向かって歩いて行くと、道路の横に水牛の放牧場があった。

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12年前は無かったバイパス。人も車も通っていない。

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