ベトナム「ガックリ」旅行記（２３）旅の終わりに。

パゴダ寺の参詣を終えた後、再び小舟に乗って町まで戻る。

旅行最後の日、中々良い旅情に浸れた。

１時間以上も遅れハノイに着いたが、今晩も霧雨だった。

雨の中、通りを歩く人も少ない。

新しく出来たハノイ・Ｎｏｉ　Ｖａｎ　空港。１か月前の１２月にオープンしたばかりとのこと。

パゴダ寺の参詣を終え、来た時と同じ小舟に乗り町へ戻る。ガイドから事前に言われてもいたが、皆それぞれ下船時に漕ぎ手のオバさんにチップを渡す。払わない人もいたが、当方も小銭を渡す。と、当方に少ない、もっともっと、と手を出して催促してくる。他の人にはそんな仕草もしないが、当方が日本人と思って、言えば出すと思って、催促しているに違いない。無視して下船したが、その余りのしつこさに辟易した。他の乗客もあっけに取られ見ていた。今日１日、良い観光ができたと思っていたが、その最後に嫌な思いをした。

帰りも来た時と同じドライブインでトイレ休憩。マイクロバスは順調に走っていたが、ハノイに近づくに連れ、段々道路が混んでくる。所々、大々的なバイパス工事が進められてはいるが、車の増加数には工事の方が追い付いて行けない、と言った感じか。最初の内は悠長に外の景色など眺めていたが、周囲が暗くなり、マイクロの進みも遅い。ハノイへの帰還時刻が心配になる。飛行機が真夜中だから乗り遅れると言うことはないが、既に空港リムジーンを予約してあり、２５ドルも払ってあるので、８時までに着かないと、リムジーン代がパーになる。

渋滞の中、ジリジリしながら、外と時計を見比べる。焦ってもしょうがない。流れに任せるしかないだろう。しかし、出発当日に、こんな遠方への観光を組むべきでは無かったかも知れない。市内の観光だったら、こんなに時間を心配することもなかった。今は渋滞遅延だけだが、これが事故とかパンクだったらづしよう。こんな田舎からどうやって自分一人でハノイに戻ろうとするのか・・。まあ、タクシーを捕まえれば、５－６千円、幾ら掛かっても１万円はしないだろう・・。栓もない心配をしつつ窓の外を眺めていると、前方のフィールドの先に、地平線を這いずるように横に一線明るい電気の線が広がっている。・・ああ、大都会の灯りだ。時間的にはそろそろハノイの郊外に来ても良い頃だが・・。

矢張りハノイの街灯りだ。途中から高速道に入り込み、両側を明るく光で照らされた紅河の橋も、抗争道だから一瞬で通り過ぎ、街中に入り、順繰りに客を下ろしていく。当方もホテル前まで乗せてもらい、７時過ぎ、予定よりは１時間余分に掛かったが、無事にホテルに辿り着いた。今回旅行の最後の難関のようにも思えたが、そうでもなかった。

８時までにはまだ少し時間もある。ホテルの前の食堂で、最後の食事をし、リムジーンタクシーを待つ。８時きっかりにやってきて、そのまま空港へ。新しく出来た国際空港。空港取り付け道路も新しく６車線、８車線になっている。どこかの国の援助で造られたものだろう。空港には珍しくＳｏｎｙ「Ｂｒａｖｉａ」の広告で占領されていた。いつもは、どこでもＳＡＭＳＵＮの広告だらけで、苦々しく思っていたが、この空港は別だ。余ったドンで何か土産でも買って行こう。

今回の１１日間のベトナム・中国旅行。カメラを失くしたり、ベトナムに再入国できなかったりと、不本意なことが重なったが、ハロン湾も見れたし、今日の１日観光も出来た。それに南寧で助けてもらった張さんとは、気功後メールのやり取りもするようになった。つい、一昨日、中国のお正月、春節で中国の長寿村へ旅行して来た、との彼からのメールと写真が送られてきた。この旅行の最後の思い出に、そのメールと写真をここに貼り付けておこう。この旅行記も今日で終わる。明日は又ニュージーランドへの１週間の旅行だ。どんな物を見、どんな人々と知り合いになれるだろうか・・。夢は膨らむ。

終

こんばんは。

先週金曜日から休暇を取っておりました、廣西の巴馬というところに旅行に行って来ました。
この県には100歳以上の人が多くて国内ではとっても有名だそうです、風景も綺麗です、添付のとおり数枚写真をお送りします。
あのお爺さんは今年もう117歳だ、多分中国では一番です、私はとても感心です。

中国ではこの十数年以来、ところどころの発展スピードは速くて人間を驚いた程度になりますが、環境にもかなり傷つけられた、とっても残念なことです。

NewZealandに旅行中、いろいろどうぞ気をつけて。

では、また。

張〇〇