ちゃおチャオブログ

日々の連続

ニュージーランドの1週間(6)CHCH・丘の上からの町の眺め。

博物館観光の後は、CHCH市内が一望できる丘の上に上った。正面の建物は結婚式などにも使用あれていたが、地震の後は、危険で使用できなくなっている。
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これから見晴らし台に向かう。
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凄い岩がゴロゴロしているが、火山で吹き飛ばされた岩だろうか・・
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丘の上からの眺め。街の前方に太平洋が見える。
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この辺りがCHCH中心部だが、大きな建物は地震で皆倒壊している。
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この辺りは空港の周辺か。
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丘の斜面には高級そうな戸建が並んでいる。
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昨日は、チュニジアの首都、チュニスの博物館で、ISテロによる銃撃事件で、日本人観光客が3人も犠牲になるという、最悪の事件が起きた。旅行者にとって、こうした混乱国の事情により事件に巻き込まれ、落命まですると言うのは、全く想定外の出来事で、ご冥福をお祈りする他ない。当方も丁度2週間前、NZを旅行し、CHCHでは博物館へも訪問した。

NZは比較的安全な国と言われているが、隣国豪州ではつい最近もISシンパの若者が、過激テロを計画し、その実行の直前に逮捕されるという事件があったが、このNZにもそうした若者がいないとも限らない。いや、それは日本でも言えることで、事件に巻き込まれる確率は、国内で普通に生活していても、同様のことが言えるだろう。テの危険、蔓延は今や世界中に広がっている。

カンタベリー博物館とその付属庭園を見終わった後、一行は市の中心部にほど近い丘に向かい、標高、200-250mの丘の上の見晴らし台からCHCH市内を一望し、更にその先に広がる太平洋、或は後背部の山並みなどを眺める。地震の故か、市内には高層ビルは見当たらない。比較的平板な街並みが広がっている。人口に関しては、どこまでを市域と見るかによって異なるが、市のコアな部分、即ち中心地区は約15万人程、拡大部分の郊外まで入れると50万人程度の人口になるらしい。大体静岡市と同じ位の規模の街だ。久能山からは市内は見渡せないが、やや低い日本平からの静岡・清水の眺めは、丁度こんな感じか・・。

南半球の島の丘の上から南太平洋の海を眺める。その言葉のイメージとは違って、海はやや黒ずんで、重く見えた。南半球の南太平洋と言っても、ここNZ南島は、緯度も相当に高く、むしろ南極にも近い位置にあり、海も重く冷たく暗いのだろう。少なくと見た限り、ここではマリーンレジャーは発達しなだろう。

後背の山ははげ山が多い。樹木が全く生えてなく、丸坊主の山が実際にまん丸の起伏を作って、連なっている。日本の山のようなゴツゴツ感はない。お椀を伏せたような感じで並んでいる。乾燥地で、樹木が自生できないのだろう。その代わりとは言えないが、「パッシブ」というイネ科の雑草が足元に繁茂しているが、ガイド山村さんの話では、遠方からは、すべすべのつるつるした丸山に見えるが、近くに行けばこの「パッシブ」の雑草に覆われているそうな。しぶとい雑草で、乾燥にも強く、根を深く張って、根治するのが大変なそうだ。

丘の斜面には、日当たりのよい、海の見える見晴らしの良い斜面に、如何にも高級そうな邸宅が並んでいる。空港通りでも感じたが、今また、この丘の斜面の住宅地で、この国の、或はこの都市の人々の生活の豊かさ、余裕を感ずるものがあった。斜面を一気に下り降り、バスはいよいよこれから今晩の宿泊地、星の降る町、「テカポ」(Tekapo)へ向け、一挙230キロを走り抜けて行くことになる。




落ち着いた、リッチな国だ。
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乾燥地帯で、こうした灌木しか生えていない。
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イネ科の雑草で、乾燥に強く、あちこちで根を張っている。
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遠方の山は丸みを帯びたはげ山が多い。
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前方には更に高い山が連なっている。
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丘の斜面の高級住宅地を一気に駆け降りる。
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人々の生活は安定し、豊かだ。
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