統一地方選がたけなわだ。１０都道府県の知事、５政令都市の市長選が行われる。しかし今回の選挙、与野党激突、１対１の決選、接戦というような選挙戦はほとんどどこでも行われない。与野党相乗りで、現職知事を推薦したら、選挙ではなくなる。
最も酷いのは神奈川で、不人気で公約破りの黒岩を、共産以外の全党で一致推薦、共産党が一人立ち向かうが、こんなのは最初から結果が分かっていて、共産党も共産党、何で立候補するかと。こうした実情が、有権者の投票離れを加速させる。幾ら投票年齢も下げても、選挙戦に魅力がなければ、誰も投票所へは足を運ばない。
昨日、ブログの知人、おおたさんから、府中にある東郷寺の枝垂桜が見事な花を付けている、との情報提供があり、午後から東郷寺へ行く。凄い石段の山門の前に数本の枝垂桜が満開に咲いている。付近の人も花見に押しかけている。ここ数日が最盛だろう。
石段を登り山門を見る。戦前、伊東忠太氏の設計によるもの。映画、羅城門のセットにも使用されたとのこと。確かに、どっしりした見事な山門だ。前に碑があり、加藤元帥の碑があった。昭和１８年となっていたから、戦局既に不利に傾いてきた時期。ミッドウェーでも敗れ、五十六大将も戦死した後の事。軍神東郷元帥の強い加護を願っていたかも知れない。
山門の前には巨大な石碑、「聖将山東郷寺」が立っていたが、それは中国で幾つか見た巨大な石碑のどれよりも大きかった。日本を救った聖将に違いない。
