ちゃおチャオブログ

日々の連続

「ニュージーランド『感動』の1週間」(27)ミルフォード・サウンド出航。

さて、ミルフォード・サウンドにやってきた。
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観光船ターミナルは明るく近代的だ。
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中には3-4社のブースがあって、それぞれサービス競争をしている。
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さて、これから乗船だ。前方の白い船が我々の船。
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湾内には各社のボートが係留されている。
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さて、これからフィヨルド湾へ出航だ。
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キャビンに案内され、弁当を食べている間にエンジン音も響かず、静かに出航していた。
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岩峰のトンネルを抜けた先の亜熱帯原生林を30分程散策し、そこから暫らく進むと海岸線に出る。ミルフォード・サウンドだ。英語の「サウンド(Sound)」は通常「音、音声」の意味だが、更に「入江、湾、瀬戸」といった意味もあり、ここは将にそのミルフォードのフョルドだ。入り江が深く食い込んでいて平地が少なく、ここには民家などはなく、ホテル、ロッジ等の宿泊施設もないので、一般の観光客は朝クイーンズタウンを出発し、昼前に到着し、約2時間の湾内クルーズをして、その足で、又元のクイーンズタウンへ戻るしかない。

原生林の前からの道路は真っ直ぐ伸びて、突当りに観光船ターミナルがある。その左手に広い駐車場があるが、そこには観光バスに混じって、キャンピングカーやトレーラーも駐車しているが、ここで泊まるには、そうした自家用車やキャンピング道具を自分で持って来る以外にないのだ。近代的な観光船ターミナルには、複数社のクルーズ船ブースがあり、飛び入りや予約客の案内をしている。どこも昼食込みで65ドル、約6500円位だ。勿論食事持参の客は、15ドル程安くなる。

時間になり乗船する。300トン位の鋼鉄船で、モーター駆動だ。桟橋も潮流により高さが上下する浮桟橋だ。だから乗船時にも段差はなく苦労しないで乗船できた。モーターだから大きな音も無く、桟橋を離れる。キャビンに案内されたが、警笛も鳴らさずに出航したので、窓の外の景色の動きによって、漸く船が動き出したのが分かった次第だった。

昼食は、どこで作られたのか、和風の幕の内弁当を真似したような、お結び弁当で、それはそれで、日本人客に対するおもてなしの気持ちかも知れない。暫し日本を思い出す。食事が終わってから、デッキに出る。霧雨模様の小雨で少し肌寒い。細長い湾、フィヨルドになっているが、湾の両側に迫る山肌は、中半霧に隠れている。目を凝らして眺めると、そうした霧の中に、幾筋かの滝が見える。今日の雨で又水量を増しているのかも知れない。遠く離れているので飛瀑の音は聞こえない。船も静かで、乗客も騒がしくない。中国人もここでは至って行儀が良い。波もない湾内をクルーズ船は静かに沖合に向かって進んでいった。



乗船して間もなく、和風のお結びお弁当が配膳された。
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窓の外の景色が移って行く。
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デッキに出て航跡を見るが、既に船着き場(ピア)は霧に隠れていた。
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霧の中にうっすらと滝も見える。
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この滝は真っ直ぐ海に落下している。
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フィヨルドの長さ約30キロ、湾の出口に向かって進む。
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波も静かでモーター音も響かず、航行中は静かなものだった。
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残念ながら山には霧雨がかかり、景色は良く見えない。
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