ちゃおチャオブログ

日々の連続

石垣再訪(21)今日は竹富島へ。

東横イン7階非常階段から目の前の海上保安庁の埠頭を眺める。

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埠頭には巡視船が数隻係留されていた。

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今日の海上、波は静かだ。

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ホテルからターミナルへの路上に咲く花。

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石垣湾内も波静かだ。

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台風2号の影響で外洋の波が高く、今日もまだ波照間行きのフェリーは運行されず、結局、波照間は諦めて内海の竹富島へ行く事にした。ここは石垣からは10キロも離れてなく、殆ど内海状態の沖合にあり、この台風下でもフェリーは往来していた。竹富は今回で3回目になるが、12年ぶりの島はそれなりに変化しているかも知れない。

昨日は酒を全く飲まずに寝たせいか、今朝の寝起きはすっきりしている。朝食も朝一番ではないが、7時には1階食堂へ行く。まだ客は数人だ。窓の外を見ると、曇り空だが、風はないようだ。大きな棕櫚の木の長い葉も揺れていない。台風はもうずっと遠くの東方洋上に去っていった。Inaさんと相談し、8時にホテルを出ることにした。30分おきにフェリーが出ているので、ターミナルまでゆっくり歩いて行っても十分間に合うだろう。部屋を出る前、非常階段の出口から前方、保安庁の波止場を見ると、海は静かだ。波もない。埠頭には日本の海を守る巡視船が数隻係留されていた。彼等には24時間、休む間もないのだ。日本の国境を24時間懸命に守っている。

 

再び又竹富町役場のバラック庁舎の前を通り、ターミナルに向かう。この時間早くも近海の離島に向かうフェリーの出入りが見える。コロナ禍とは言え、島の住民の日常はストップできないのだ。殆ど過疎に近い8島の竹島町離島。維持するための町の財政負担は相当な額になるだろうし、そうした財政ひっ迫が12年経って今も尚同じ場所でのバラック庁舎から抜け出せないのか‥。石垣市としても余計なお荷物は抱えたくないというのが実情だろう。ただそれは平和な時代に通る話であって、今の緊迫した国際情勢の中で、国境最前線のこれ等町村を国は国防の観点からも全面的なバックアップしていく必要はあるだろう。離島に住み続けることが国にとってどれ程価値があり、有意義なことか、国はもっとより多くの感謝をしなければならない。ゆっくり歩いてもホテルから10分ほどでターミナルにやってくると、フェリーは間も無く出る処だった。丁度良いタイミングだ。20人から30人ほどの乗客。今の時期にしては多い方で、2月の西表に行った時よりも倍以上の客数だ。徐々にではあるが、陽は又昇る。いつまでも冬であり続けることはない。

 

乗船する前に、300円の入島チケットを買うかどうするか迷ったが、止めておいた。見ていても他の客は誰も買っていない。そもそもこういうやり方は姑息だ。人々の任意に任せるのではなく、必要なら強制徴収すべきだ。空港管理費が飛行機代に上乗せして徴収されているように、フェリーチケットに加算して徴収すべきだ。中国では国家級景勝地ではどこも強制的に入域料を徴収している。そこへ行く人は誰も文句は言わない。富士山にしても1000円の入山料が妥当かどうかは別にしても、強制的に徴収すべきだ。観光はホモルーデンス、贅沢な遊びなのだ。島が必要とするなら任意ではなく、強制的に徴収しても誰も文句は言わないだろう。任意に形を代えた姑息な手段が気に入らない。任意は募金やクラウドファンディングに任せておけばよい。

 

これは昨日夕刻の湾内の状況だ。

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湾内には観光用、ダイビング用の小型船も係留されている。

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乗船桟橋の入り口には入島チケットの購入機械も置いてある。

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さて、これから出航だ。

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