ちゃおチャオブログ

日々の連続

ルソン山紀行(37)山岳州(Mountain Province)の走行。

ボントックで次のサガダ行ジプニーを待つ間、昼食を食べる。どこにでもあるようなフィリピン料理だ。
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2時、マイクロは漸くサガダに向けて出発する。スピード感はある。
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今度のサガダ行はジプニーではなく、トヨタの新しい改造車だ。
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町を出ると直ぐにも山岳州の山間に入る。
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深い渓谷の中を車は進む。
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Mountain Province、本当に山また山の州だ。
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バナウエイからサガダまでの直通のバス(ジプニー)はなく、一旦山を越えてボントックへ出て、ここで別のジプニーに乗り換えて、行くことになる。ここボントックは、山岳州(Mountain Province)の州都であるが、町の規模としては、今朝出発したバナウエイ、昨日泊まったラガウエイと同じ位か、それよりやや大きいか。標高は900mの場所にあるが、先の二つの町と比べると、随分と開けた感じの町へ出て来た、との雰囲気がある。バギオにより近い位置にあるかも知れない。少しばかり都会の感じがした。

ここで1時間程休み次の乗り換えジプニーを待つが、その間お昼を食べることもできる。フィリピンは多民族国家であり、100種族以上の人種で構成されているが、ここ山岳州の住民は、隣のイフガオ族とは異なっている。同じような山岳民族であり、薩摩隼人と庇護の熊襲程の違いがあるかどうか・・、詳しいことは分からない。はてさて、この州独自の食べ物でも頂こうか。

バス発着所は食堂を兼ねていて、運転手も終点のここまで来たら、直ぐにジプニーを降り、食堂にドンと座り、料理を待つ。前以てドライバー用の料理は決まっているのか、テーブルに着席すると同時に食事が運ばれる。イフガオの料理とどこがどう違うか分からないが、自分もドライバーの皿を指して、同じ物を頼む。出て来たものは、マニラでも食べるようなもので、まあ、こうした料理は標準化されていて、地域性は殆どなく、民族、種族の違いもないだろう。

食後、少し市内を歩こうかとも思ったが、ジプニーがいつ出るかも分からず、置いてきぼりを食ったら大変なので、食堂で出発を待つ。これから行くサガダへは途中で、幾つかの小集落あり、乗客は多い。先刻のバナウエイーボントック間には集落は全く無いが、これから行くサガダまでは、谷合、川沿いに幾つもの集落があって、に乗合客も多く、今回当方は助手席ではなく、ジプニーの後部座席にあてがわれた。

ジプニーと言っても、先刻のジープの改造車ではなく、今回はトヨタハイエースをマイクロバス様に改造したもので、このタイプのマイクロはタイやラオス等で頻繁に利用されていて、当方に取っては慣れっこになっている。先刻のジープよりは遥かに乗り心地がよく、パワーも倍増だ。2時、ボントックを出たトヨタのマイクロは、これから1時間半かけて山岳州の山道を走り、一番山奥のサガダの町へ向かった。



今まで登って来た道路が後方に見える。
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こんな山の中でも、集落はあちこちに見える。山岳の民だ。
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乗客は途中の集落で乗り降りし、結構混んでいる。
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ここでも又山を切り崩し、田畑にしている。熱心な民だ。
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相当高い場所まで登って来たが、田んぼはどこまでも続く。
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乗客も相当空いてきた。山岳州の母子だ。
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