ちゃおチャオブログ

日々の連続

「サウダーテ」モラエスが住んだ町(41)摩耶山の夕焼けとタイ人ツアー客。

夕方にかけて客はどんどん増えて来る。
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ハーブ園での夕日とイルミネーション、夜景を見に来ているのだ。
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ハーブ園の裏の方へ回ってみよう。
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色々な種類のハーブが咲いている。
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裏庭は人も少なく静かで良い。
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この六甲のほぼ中央に位置する摩耶山の方角が見える。
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北野を歩いたり、ロープウエイに乗ったりしている間に、いつの間にか夕方になってきた。西の方、摩耶山の方角に陽は沈み、先刻来空は赤色に染まって来た。神戸の夕焼けは後ろに山を背負っていて、太陽は直ぐに山の端に沈んでいき、真っ赤に燃える太陽が海原に沈んでいく光景と比べると、単調で余韻も少ない。が、市内にいては見ることの出来ない日没の光景を見る為か、或はその後から始まる光のページェントを見る為か、人々は続々とロープウエイでやってくる。休憩所兼簡易レストランを兼ねた中央広場はいつの間にか、ほぼ満員の人。各テーブルは観光客によって占拠っされている。

西日が山間に沈む様を見る為にハーブ園の裏側に回ってみた。丁度今太陽が摩耶山に架かる処である。日は雲を赤く染めてはいるが、生憎の曇天、雲も厚く、思った以上の華麗さは見られない。この摩耶山は東西約30キロ続く六甲連山のほぼ真ん中にあり、この山塊の名前ともなっている六甲山に次ぐ高さの山であり、東京の高尾山よりも更に100m程も高い山である。以前鳥取に住む山の知人から六甲縦走を持ちかけられたが、実現もしない間に、自分の足が萎えて来た。

そんな風にして摩耶山に沈む夕日を眺めていると、近くで聞き慣れた外国語が聞こえてくる。更に耳を澄ませて良く聞くと、紛れもないタイ語だ! えー、こんな所にもタイ人が来ている。観光客と言ったら中国人と韓国人位しか思い浮かべないが、タイ人だってそこそこの観光客がやってきているのだ。その内の一部が、こうした山の上までやって来るのも不思議ではない。

覚束ないタイ語で挨拶すると、逆に向こうの方が驚き、日本へ来て、日本人からタイ語で話しかけられるとは! と、驚きと共に興味津々。途端に打ち解けて、バンコクの事、日本の観光の事、等を話す。タイは高座部仏教(小乗)の国。国民の9割以上が敬虔な仏教徒だ。先刻見ていた山、摩耶山は、お釈迦さんの母親、摩耶夫人の名前から採られているもので、彼等にその説明をしてやろうかとも思ったが、当方の幼稚なタイ語では、そうした高度な話はできない。単にどこに住んで、どこへ行ったか程度の挨拶言葉。それでも楽しい一時だった。。

5-6人の家族旅行で、5日間の日程で大阪にやってきて、既に大阪、京都の観光は終え、今日が最後の神戸の観光。明日は大阪から帰国するとの事だった。名刺交換等もせずに、お互い写真を撮り合ってその場を分れたが、これで更にもう一つ、彼等に日本の好印象を与えることが出来たなら、幸いだ。


            < タイ人と 伴に眺むる 夕日かな >



ああ、これから太陽が西の空に沈んでいく。
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山の端に沈む太陽。茫洋としてこれも又良いかも知れない。
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快晴の空でないのが少し残念だたが・・。
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近くからタイ語が聞こえて来て、聞くとタイからの観光客だった。
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タイ人家族とたわいない会話を楽しみ、お互い記念の写真を撮った。
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今まさに太陽が摩耶山に沈んでいく。
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タイで見る日没の方が、ここ神戸よりも綺麗かも知れないが・・。
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  < タイ人と 伴に眺むる 夕日かな >