ちゃおチャオブログ

日々の連続

顕鏡寺の白蓮さんと石老山(10)大明神展望台経由下山へ。

白蓮さんのお墓に寄ったりしてゆっくり登ってきたせいか、702mでも足はそれ程疲れていない。
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そのまま今登ってきた道を下っても良いが、今日は大明神展望台経由で下りてみよう。
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途中、石砂山方向へ200m程下って行く。
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本道から右折すると、直ぐにも数百mも続く急坂の下りが続く。
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段差をゆっくり下り降りるが、途中の山草を楽しめた。
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2年前皇太子殿下がこの山に登られた。以前は雅子妃が元気な頃は良くお二人で各地の登山を楽しまれたが、最近は単独登山が多く、一昨年も単独だった。勿論単独と言っても、そこにはお付きの侍従なり山の案内人がいたであろうが・・。殿下がどのコースを選んで登山し、又下山したかは知らない。そこにもしも雅子妃がご一緒だったら、白蓮さんのお墓参りに立ち寄られたかも知れないが、今回は素通りだった。最もポピュラーなコースは、今日自分が登ってきた顕教寺経由の登頂と、大明神展望台経由の下山だろう。自分もこれからこのコースを取って下山する。

山頂から次の山・石砂山の方向へ少し下ると、登山道は分岐点に出る。8年前、自分はここで右折しないで真っ直ぐ石砂山に向かい東海自然歩道を目指した。又それ以前の登山では、登り下り共に顕教寺経由のピストン登山だった。従って今日これから向かう大明神展望台経由の下山は初めてだ。分岐直後の山道は、急激な落ち込みで、数百mに渡って段差の激しい下りが続く。当方、膝の状態が十分でなく、一段一段腰を落として段差を踏み外さないように、ゆっくり下山する。

30分程下ると漸く傾斜も緩やかになり、そのちょっと小高い所に社があって、お参りすると「大明神」とある。明神とは噴火の別称であり、この山は火山山ではなく隆起山だから、生い立ちからすると似つかわしくないものだが、昔の人はそうした知識も無く、この周辺では一番高い山だから、明神として祀られたのだろう。祠の前で一休みしていると、4-5人のグループがやって来た。先刻山頂でお昼を食べていた人たちだ。もうちょっとゆっくり休みたかったが、騒がしくなってきたので、先に下山する。

この大明神の祠から10分程度で相模湖全体を見渡せる展望台に出る。午前中の8合目展望台よりか、こちらの方が湖面に近く、高尾の山並みが一望に見える。正面の城山。その左の小仏。その山肌の中腹から道路の帯が抜け出ていて、車がひっきりなしに上下している。中央高速道だ。更にその左手を折って行くと、景信、明王、奈良子、陣馬と続く。何回も登っている山だから親近感も増す。知っていることは良い事だ。知識は力だ。

展望台のテラスの柵にもたれて相模湖と高尾の山々を眺めていると、大明神のグループが又追いついてきた。皆初めてのようだ。そこで、当方が山の名前、峠等を教えてやる。ご婦人などは名前は知っているが、まだ登ったことはないようだ。それ等の名前を聞いて、感嘆の声を上げている。彼女たちの次に向かう山は奥高尾か・・。一通り説明し終え、それを汐に又先に下山した。



白くて綺麗な花だ。
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分岐から30分程下ると、登山道の途中に大明神の祠があった。
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大明神から更に10分程、相模湖展望台に出た。
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眼下の相模湖、前方の高尾山嶺がパノラマのように開けてる。
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ああ、高尾の峰々が良く見える。馴染みの山、友人のような山だ。
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