ちゃおチャオブログ

日々の連続

9.21.(水・雨)日銀ゼロ決定、東証大幅高。稀勢の里3敗、横綱絶望。

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午前中ちんたらしていた東証株価、蛭の日銀黒田の政策発表後、後場に入ってじわじわ平均を切り上げて来て、終値で315円高、16,807円で終了。約2週間ぶりの高値引けTopixは3か月半ぶりの高値。皮肉な事に、今日上げは、日銀が殆ど何も新たな政策を出さなかったことによる安心感からの上昇だった。黒田も見限られたものだ。

今回日銀は当座預金のマイナス金利の深堀は見合わせ、10年以上の長期金利を誘導して0%の水準に戻すということが、今回の決定だが、これを見ても実際、日銀の打つ手が限られてきた。2年で2%の物価上昇を達成するとの就任直後の大見得は、既に3年半経った今も0%かマイナスを低迷。その理由として黒田は外的理由を3つ上げ、①原油の大幅安、②消費税の引き上げ、③中国・新興国の経済減速、を上げているが、日銀政策集団は大きな予算と人員を投入し、あらゆる角度から今後の日本経済を予測し、コントロールする機関、機能、権能である筈だが、この3点は3年半前のスター時点で、全く考慮外であった。大本営参謀本部の旧弊、殆ど井の中の蛙に堕ちてしまって、世界経済の全体を見る視点が欠けていた。
何よりも現状の日本を見れば、少子化の進行と共に高齢者人口の増大。消費を喚起しようにも、こうした人口動態の中で、通常のやり方をやっていても、消費は増えない。即ち、インフレは生じない。こうした21世紀の日本の現状に立脚した政策を立てるべきだったのに、旧来の従来通りの経済統計、理論構成を無理やり2%に上げようとしたから、黒田政策は失敗したに他ならない。失敗を認めないところが、大本営発表と全く同じ構図だが、こうした先見の明のない組織は解体し、一から出直した方がよいだろう。

では、これからの日本経済をどうするか。それは即ち、人口減、高齢化の流れを前提とした日本の経済構造改革に取り組んで行かなければならないのだろう。それは税制もあるし、一時的消費喚起のためのヘリコプターマネーも必要になるかも知れない。要は1400兆円とも言われる溜め込んだ預貯金を如何に活性化させることであり、タンス預金同様の死蔵金では、日本経済も浮上しようもない。
この1400兆円の半分でも流動化させる税制なり、制度なりを時の為政者は真剣に考えるべきである。こうした360度発想の転換が出来ないような黒田、麻生、安倍は、早期に退陣すべきである。


稀勢の里と11連勝中の豪栄道との大関対決。稀勢の里はこの手合いに勝たない限り、優勝も横綱もあり得ないが、やられてしまう。少なくとも、初日、二日目の下っ端との負けが無ければ、今日負けてもまだ1敗、白鳳休場の場所で、横綱を狙える最高の場所だったのだが、又、今場所もダメになった。かれはもうこのまま大関止まりだろう。ツキがない。20年ぶりの横綱誕生を心待ちにしていた多くの日本人を今場所も裏切ってしまった。


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