ちゃおチャオブログ

日々の連続

モラエスの故地を訪ねて(23)澳門高級商店街の「周大福」と「六福珠寶」。

賭博場には用はないので、歴史保存地区に向かって歩いて行く。右手はベネチア庭苑。
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ああ、町中に学校があって、生徒がバスケをしている。
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見ると白人系の生徒も何人か混じっている。
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ああ、ポルトガル系の学校だったのか・・。葡大学校となっている。
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この学校から先、歴史地区まではマカオのメインの高級商店街になっている。
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全く奇を衒ったひっくり返りそうな黄金色のビル「新リスボアカジノホテル」の前を通り抜け、歴史景観地区へ向かって歩いて行くと、高級商店街の通りに出る。先刻、警察本部の横の商店街が東京で言えば浅草とすれば、こちらは銀座か新宿並みの高級感だ。この通りの突き当りが歴史景観地区で、マカオが返還される前、この辺りが行政司法総督府等々、マカオを統治する中心地区であって、従って返還後もこの商店街は一段ハイグレードになっている。

だからと言うか、それにしても宝石店が多い。それも周大福と六福珠寶。香港にあったようなインターナショナルなブランドショップ店はない。日本では余り知られていないが、この二つ、中国では抜群のネームバリューで、日本で言えばミキモトパールか田中貴金属。堤宝飾よりは格も人気度も上だろう。この上品な通りにはこの二つの貴金属店が1軒置き位に店を構えている。

ピシっとした黒スーツづくめの男女店員が店舗入り口の大きなガラス扉の内側に立っているが、客の入りは殆ど無い。いや、こういう店だ。1日に一人か二人、数十万の買い物をすれば商売は成り立つのだろう。客によってはカジノで儲けたお金で数百万の買い物をするかも知れないのだ。そう言えば、先刻のカジノリスボアの通りの向かい側には、個人経営の貴金属店が10数店、軒を並べていたが、そうした店もカジノ客を当て込んでいるのか・・。買う積りはないが、興味本位でショーウインドウを覗いてみたら、日本円でも100万を超える品揃いの貴金属が多数を占めていた。

「周大福」と「六福珠寶」。日本にはまだ進出してきていないが、香港をベースにする世界的貴金属商だ。面白いことに「ダイフク」と「ロクフク」。全く日本語と同じ発音だ。この辺りの海洋族の中国語は北京語とは違った発音をする。その中国海洋語のかなりの部分が日本に移入されていた。所謂「カタイ」語族だ。稲作もそうだし呉服(織物)もそうだ。日本は海上の道で、これ等沿岸地方と深く結びついていた。奇しくも澳門高級商店街を歩き、この二つの高級貴金属店舗を見、再認識した。



ああ、通りの入り口に「六福珠寶」店がある。「ロクフク」だ。
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ああ、この通りには一体何店舗の「六福珠寶」、「周大福」があるのだろう・・。
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通りを抜けると歴史保存地区に出た。
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歴史地区の概要が説明されている。
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その広場の入り口に建つ中央郵便局。
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