
ただ記者との質疑応答となると、本領発揮、質問をうまくはぐらかし、記者を遣り込める。彼女は東大法卒のエリートキャリアウーマン。厚労省からはハーバードまで留学させてもらっている。国の宝物の一人だった。
しかしここ数カ月の行状、今日の会見等を見ていると、彼女は東大、ハーバードで一体何を学んできたのかと。国費で留学させてもらったことを何と考えているのかと、暗然たる思いである。
東大、ハーバードでの学業は、他を打ち負かすこと、デベートで相手に負けないこと、1点に集中し、それだけを学んできた。その結果、国家公務員試験にも合格し、国会議員の選挙にも勝ちを収めた。彼女の成功体験は、他を負かすことにあり、自分が敗者になることは想定外で、全く学んでこなかったのだろう。
他者に対する思いやりもなく、自己の利益しか考えない、従って、そもそも国会議員として国民の福祉や幸福、国政を担う資格もないモンスター人間に育てたのが、東大であり、その後進学したハーバードでは、間違った観点からの自己流のノウハウの習熟に明け暮れた結果だった。
イギリス大学センサスが毎年発表している世界の大学ランキングでは、これがスタートした30年程前には,東大は世界のランキングで10位以内を目指す、12,3番の位置にいたと思ったが、暫く20位台に滞留し、それでも猶アジア地区に於いては1位をキープしていたが、近年、そのランクはとみに下落し、今年の発表では70位台に落ち込んでしまった。その間、アジア各地の大学進展は目覚ましく、今ではシンガポール、香港、中国の諸大学の後塵を拝する体たらく状態である。
今の東大がどういう学生を集め、どういう教育方針で学生を指導しているのかは知らないが、この豊田真由子、民進党再生の一番大事な時に、時と場所も弁えずに不倫に走った山尾志桜里、等々、最近の世間を騒がす御仁の多くが東大出身であり、彼等が本邦最高学府を卒業した人間と思うと、暗然となる。
戦後の教育が悪いのだと、前々から指摘されてはいるが、東大の立て直しを図らない限り、日本の教育レベル、水準は年々低落の一歩を辿るだろう。と共に、日本も二流国に落ちていく。
