ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(26)サンチャゴ駅に向かって。

昼食を終え、サンチャゴ駅に向かって歩いて行くと、とある路地では町内会の祭りが行われていた。
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路地の中には博物館などもあって、奥ゆかしい。
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表示を見ると、「Master Mateo」と書いてある。・・、マテオ神父? ああ、そうか、中国の布教に活躍したマテオ師を記念する博物館なのか・・。
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その隣にはフランシスコザビエルを冠した学校もある。
ジュズイット・・、イエズス会の事だ。
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駅へ向かう道路沿いには古い建物、構造物が散見される。
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一体、この巨大な擁壁は、以前は何だったんだろう。
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さて、この町にやってきて大聖堂も見た。お昼も食べた。後は殆どするこはない。修道院へ戻って一休みするのも一計だが、テレビも無い部屋では寛ぐこともできない。だとすれば、明日のポルト行に関して、駅まで行って列車の時間、チケットの予約でもしておこう。駅は中心部から歩いても10分、15分位の場所にある。いずれにしても小さな町で、のんびり街並みを見ながら、歩いて行くのもよいだろう。

大聖堂の周辺、旧市街地には観光客や市民等、通行人も賑やかに歩いていたが、一歩離れると途端に人が減って、歩道を歩く人影を見かけなくなる。とある街角までやってくると、急に賑やかな音楽とざわめきが聞こえてくる。そちらの方向に歩いて行くと、何か町内会のお祭りのようだ。先刻は大聖堂の前の広場で、大手銀行主催の大々的なフェスティバルをやっていたが、ここでは町内会の運動会のようである。皆明るく楽しんでいる。スペイン人は元々楽天的な民族なのだ。

部外者が闖入する訳にも行かず、近くで眺めていたが、そのまま歩を進めていくと、今度は博物館が見えてきた。「Master Mateo」とある。どこかで聞いた名前だと、思いを巡らすと、あ!そうか、去年マカオを旅行した時に、マカオ大聖堂趾の前にマテオ像を見たが、そのマテオ神父の事だ。日本では殆ど知られていないが、中国での布教に功績があり、スペインではザビエルよりも評価されている。その隣にはザビエルの名前を冠した学校もある。さしずめ、ザビエル学院か・・。名前の横に、ジュズイットと書いてあるが、これは即ち、イエズス会のこと。こんな場所で期せずして二人の聖人の名前を見ることになったが、矢張り、この国はカソリック大国だ。

地図を見たり、稀に見かける通行人に聞いたりして、駅の方向に向かって歩いて行く。歴史のある町だから、古めかしい、由緒あり気な建物もあちこち散見される。この町は丘陵地に開かれた町。水が豊富なのか案外水飲み場、小さな噴水などがある。水道設備が完備される以前の水飲み場で、人々の憩いの場所だったのかも知れない。しかし今は人口減で、しかもこうした生水を飲む人もいない。こんこんと清水だけが流れ出ている。尤も一部では既に清水が枯渇していたりもしていたが・・。



擁壁の上には大きな建物が建っている。何なんだろる・・
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ああ、水飲み場などもある。昔のままだ。
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丘陵地にできたこの町は、案外坂が多い。
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宿舎のセミナリオも坂を登った丘の上にある。
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町中には前世紀の学校か、病院のようなすっきりした建物もある。
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ファサードの上の飾りはマリア像か・・、とするとここは病院か・・
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