ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(134)大聖堂の前に集うトレドの人々。

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パテオのような小広場から更に路地を進んでいく。これは小さな博物館のようだ。
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通りが芸術の町のような感じだ。
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ここはホテルなのか・・
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ああ、大聖堂の尖塔が見えてきた。
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ああ、何故か今日は閉まっている。
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凄い石細工の仕事だ。
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石造りの建物で囲われたパテオ風の小広場から路地を進んでいくと、漸くトレド大聖堂の側面の一部が見えてきた。路地は狭く、近接する建物が空を圧迫しているので、大聖堂の全体は見えない。路地の先に建物部分が見えるだけだ。近くに寄るとそれは重厚に彫刻された石灰岩の建物だ。欧州の石工、教会建設に長けたMasonryの素晴らしい建築物だ。建物は今日がたまたまなのか、いつもそうなのかは分からないが、入り口は固く閉ざされ、中には入れない。大きな建物の外周を回る回るようにして、外から眺める。

1周し終わった先に教会前広場があり、沢山の人々が集まり、賑やかにしている。何かのイベントかマラソン大会でもあったようだ。皆それなりのランニングウエアを着ている。皆和気あいあい、楽しそうに語らい、飲んでいる。前にこの様な光景はサンチャゴデコンポステラの大聖堂前の広場で、沢山の市民が集まって、歌謡ショーなのか演芸ショーなのか、賑やかなお祭りの場に出くわしたが、スペイン人はお祭り好きだ。国家の経済は横に置いて、楽天的に人生を楽しんでいるようだ。ここがタイだったら、皆の輪の中に入り込んで、訳も分からず一緒に楽しめるのだが、スペインでは何か遠慮がある。多分自分は中国人と見られているかも知れない。

路地の反対側から、何人かのランナーがモタモタもたつく足取りでやってくる。ああ、町内の競技大会だったようだ。この古い町で、彼らは代々ここに住み着き、地域の絆を深めているのだろうか・・。それとも、18世紀、19世紀の住民はがらりと入れ替わり、新たな入居者がこの町にやってきて、コミュニティを深めているのか・・。いやいや、矢張り先祖伝来のこの町に住み着き、この町を守り続けて行こうとするトレドの根からの市民に違いない。だからこそこの大聖堂の前の小広場を祭りのメイン会場にしているのだろう。今日大聖堂が閉まっていたのは、このフェアが行われたかも知れない。この沢山の参加者の中に司祭や大僧正も混じっているのかも知れない。輪の中に入れないのは残念だ。



トレド大聖堂。見事なものだ。
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大聖堂の先の広場で、何かお祭りをやっているみたいだ。
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何の集まりだろう・・。随分賑やかだ。
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人々はバッカス気分で、高揚している。
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何かのスポーツ大会、競技会か・・。
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