ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(40)ポルト旧市街を歩き、エンリケ航海王碑前へ。

ポルトは坂の多い町だ。町全体がドウロ川に向かって下降している。
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旧市街の両側には観光客相手の土産店が軒を連ねている。
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車も欧州的なモダンな車も多い。
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パトカーも道路事情に合わせ、小型だ。
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土産店もワインショップが良く目につく。
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ポルトは坂の多い町だ。それはポルトに限らず、今まで回って来たサンチャゴもビーゴでも言えることだった。坂が多いというか、むしろ市街地には兵站部が少ない、と言った方が当たっているかも知れない。昼間のワインで少しご機嫌になり、ドウロ川に向かって坂を下って行く。この辺り、ポルトという町が形成される以前は、ドウロ川に面する段丘状の丘陵地帯で、土地は川に向かって下降している。そうした段丘が開発され町が形成されたので、高台の丘上部分の平坦地を除いては、道路は大体が緩やかな坂になっている。

そうした坂道を下って川に向かうのだが、道路は旧市街特有の道幅の狭い、曲がりくねった石畳になっている。この道路状況はサンチャゴでも同様だった。道路が狭くて曲がっているのは自然発生的に形成されたものだが、それが却って防衛上のプラスに働いたかも知れない。歩道の無い狭い道路の両側を歩くのは大半が観光客と思われ、そうした人々を相手の土産店が賑やかに店を出している。この町の特徴はワインの名産地として、ワインショップが数多く見られることであり、当方、ボルドーへはまだ行ったことはないが、多分、同じような情景だろう。

賑やかな通りはずっと下方の川辺に向かっているが、人の波が一部右手の更に狭い路地の方に枝分かれし、当方も真っ直ぐ川まで下って行くのも良いが、少しこの流れに乗って寄り道をした見たくなった。路地の先には通路を塞ぐようにしてレストランのテーブル席がせり出していて、多くの客で賑わっている。観光案内にも載っているような有名な店なのだろう。その路上テーブルの間を通り抜けて先に進むと、突然視野が開け、広い空間に出る。その空間の中程に大きな立像が見える。ああ、これはエンリケ航海王碑だ。いつの間にかこんな場所に出てしまった。昔はここからドウロの川面が見渡せた筈だが、今は間に建物が込み合って、川は見えない。しかしそこに建つ銅像は紛れもなくポルトガル初代国王、エンリケだ。この町の地名、更には国名にもなった航海王碑に間違いない。



ドウロ川に近くなると、人通りも賑やかになってくる。
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昔からある有名レストランか・・、道路を塞いで店がせり出している。
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右手の路地の方へ入って行ってみる。
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大きな宮殿の前に出て、その先の広場に大きな銅像が建っている。
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ああ、これはエンリケ航海王だ。
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ポルトガル初代国王、アルフォンソ・エンリケ銅像だ。その後ろに見えるのはボルサ宮殿だ。
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