ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(55)コインブラ着。

列車はドウロ川の鉄橋を渡るとポルト郊外の田園地帯を走る。ブドウ畑だ。
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列車は直ぐにも海岸線に出て、大西洋沿いを走る。ああ、パネルで出来た遊歩道が海岸線に沿って続いている。
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ああ、遊歩道を歩いている人がいる!
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大西洋、波静かだ。自然のままの良い海岸だ。
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列車にはフードサービスもある。この列車自体の終点はリスボンだ。
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ポルトからコインブラまでは直線距離で100キロ程度。東京から三島・沼津位の距離だ。列車では1時間半もかからない。9時47分発の特急は時間通りに出発し、出発直後にドウロ川を高い鉄橋で渡った後は、ポルトガル北部の田園地帯と、その後すぐにも海岸沿いの平坦地を走り続ける。山間部にはブドウ畑、海岸線に出ると、右手に長い浜辺が続き、穏やかな大西洋の海原が見えてくる。太平洋の荒磯と比べ、大西洋は穏やかだ。それは丁度日本海の穏やかさに似ている。

海岸線は殆ど手を加えられてなく、自然のままの浜辺が続いているが、ただ1点、その砂浜と陸地側の境界線上に幅2-3m程の板パネルを敷き詰めた遊歩道なのか自転車道なのか、何キロにも渡ってずっと続いていて、時々、エクササイズか散歩なのか、人が歩いているのを見かける。今日は火曜日、平日だから人影も少ないが、休日には多くの人がこの遊歩道を歩いていることだろう。午前の燦燦と降り注ぐ陽光が気持ちよさそうだ。

浜辺や陸地側にはポツンポツンと郊外型のお洒落な住宅が建っていて、数十キロ置きに集落が現れ、そこには小さな無人駅もあるのだが、勿論停車することもなく、どんどん飛ばして走り、海岸線を離れて陸地の山間部を走ること30-40分、コインブラの一つ手前の駅に停車する。ポルトでもそうだったが、ここコインブラでも、列車はコインブラ駅まで侵入しないで、一つ手前の駅で乗り換えシャトル電車で行かなければならない。日本のように線路を工夫して、乗り換えなしで直接行けるようにする鉄道予算は無いのかも知れない。

電車はすぐにやってきて、乗って5-6分、10時半、終着駅コインブラに到着する。コインブラも以前一度来たと思ったが、良く覚えていない。或いは来ていなかったかも知れない。いずれにしても初めて見たような駅舎だった。駅に一時預かり、乃至ロッカーの所在を聞いてみたが、それは無いとのこと。それ程重い訳ではないが、リュックを背負って、大学への坂を上って行かなければならない。まあ、山登りの積もりで、丘の上まで登って行こう。



ポルトガルのビジネスマンか・・、列車の中でもパソコンを動かしている。
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ポルトからは1時間半ほどでコインブラ駅に到着した。
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駅のすぐ横には大きな川が流れている。
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大学はこの商店街を横切った丘の上にある。
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さて、この正面の細い路地を通り抜け、大学への山登りだ!
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