ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(61)リスボン着。

コインブラを出て1時間半ほどすると、列車は田園地帯を抜けて、リスボン郊外にやってきた。
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間もなくリスボン到着だ。
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リスボン郊外の無人駅を通過していく。
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窓の左側に大きな湖が見えてきた。
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大きな湖に沿って南下する。対岸は遠くて見えない。
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東京に上野、新宿、渋谷、等々のターミナル駅があるのと同じように、このリスボンにも南北2つのターミナル駅があって、北から来る列車は市の北側にあるサンタ・アポローニアが到着駅となる。コインブラからの列車は、果樹園等の田園地帯を通り過ぎると、段々人口の多いリスボン郊外にやってきて、通過する無人駅の数も増えて来る。1時間半もすると車窓の左手に大きな湖が見えてきて、列車はこの湖の湖岸に沿って南下する。

そうして暫く進むと、今度は、大きなガントリーや荷揚げ用のリフトがいっぱいに立ち並ぶ港湾施設にやってきて、ここが漸く湖ではなく、幅広の大きな川、テージョ川の上流付近だということが分かって来た。車窓の外には、川の対岸の陸地が霞んで見えるが、これはどこから見ても湖としか思えない程の幅の広さで、この近代的な港湾施設を見て、漸くここが港と分かった次第だ。

この港湾が見えると同時に列車は初めて駅に停車し、かなりの客がここで下車する。ここはリスボン終着駅の一つ手前のオリエンテ駅で、リスボン空港に近く、又ここから地下鉄に乗り替えて、市内各地に行く人も多いのだろう。東海道新幹線で言えば、丁度品川駅と東京駅の関係に似ている。この最初で最後の停車駅からは5-6分でリスボンの北駅、サンタ・アポローニア駅に到着した。

テルミナ。列車はここから先どこにも行かないドン詰まりの終着駅だ。こうした駅は何故か思い出がある。バンコクのフアランポン駅、九州の長崎駅、或いは全く単線の伊豆箱根の修善寺駅。終点であり且つ始発点。旅情・情感たっぷりなターミナル。

初めての駅だから、勿論、どこをどう行けばどこに出る、などは全く分からない。地下鉄もあって、ホテルへは地下鉄で行くことも可能と思われるが、駅を出た後、又ホテルを探さなければならない。時間も惜しいし、タクシーで行くことにした。どの道ボストンは大きな大都市ではない筈だ。タクシーで行ってもそれ程はかからないだろう。



人家も増えてきた。
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最初の停車駅、オリエンテ。かなりの乗客が下車して行った。
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間もなく終点リスボンだ。
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4時、約2時間の乗車でリスボン、サンテ・アポローニア駅に到着した。
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リスボン駅構内。終着駅で、ターミナルの雰囲気たっぷりだ。
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LISBOA・SANTA・APORONIA駅を正面から見て、タクシーに乗る。
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