ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(52)ロサ・モタへ。

朝食を食べ終え、ロサ・モタへ向かう途中、住宅地の中に日本の小物を売る店があった。
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中に入ってみようと、ドアの所に行くと、オープンは午後からで、午前中は閉まっていた。
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ロサ・モタへ行く途中、大きな邸宅があった。最初はここがロサ・モタかと思った。
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お金があって、手頃な値段なら、こんな所に住むのも良いだろうなあと夢想した。
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朝食のバールから歩いて約20分、漸くロサ・モタの杜にやってきた。
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今日の予定はホテル近くのどこかで朝食を取って、午前中の列車でコインブラまで行き、そこで昼飯を食べて大学を見、午後の列車でリスボンまで行く予定を考えていた。だからポルトの総合病院のほど近い場所で朝食にありつけたのだから、このままホテルに戻り、荷物をまとめて駅まで行ってもよいのだが、ここまで来たのだから、ついででは無いが、もう一か所立ち寄ってから、ホテルに戻っても遅くはないだろうと思った。

そこはロサ・モタという場所で、如何にもポルトガル語らしい語感と、そこの別名「はクリスタル宮庭園(Jarin Do Palaciao De Cristal)」と呼ばれていて、名前からして魅力的で、綺麗な庭園になっているとの事である。ポルトでは色々と古い名所旧跡を見て回ったが、1か所位こうした近代的な場所を見ておくのも良いだろう。

そこで朝食の圧縮サンドを食べ終えてから、店のマスターにロサ・モタの場所を聞き、そちらの方角に向かって歩いて行くことにした。ガイドブックではそれ程遠いは思えず、直ぐにも行けそうな距離と思っていたが、造像以上に離れた場所にあった。ただ通りを歩いていると、普通の住宅の建物の1階部分を改装してホビーショップの店にしているが、そこには日本関係の人形とかおもちゃ、焼き物等が展示されていて、どんな物がいくら位で売られているのか、興味があったので、入り口へ回ったらドアが閉まっていて、そこには午後の1時から夜の8時までオープンとの表示があった。あはーん、成程流石にシエスタの国だ。朝から開いていたって、買いに来る客などはいないのだろう。

そんな風にぶらぶら住宅地の中の道路をあるいていると、道路に面して広い庭と豪壮な建物がある邸宅の前を通りかかる。ここが目指すロサ・モタかと思い、入り口を探すが、分からない。又、そうした案内板も出ていない。通行人に聞いてみると、ここはロサ・モタではなく、個人の屋敷とのことである。いやー、大した邸宅だ。前世紀、貿易やら植民地経営で財を成した人の邸宅なのか・・。どんな人が住んでいるのかと、暫く門扉の前に佇み、中の様子を窺ったが、人の気配は全くなく、今ではこの家も家系が絶えたか没落したかで身売りされているのかも知れない。もし安い値段で、自分でも買えるような頃合いの金額なら、こんな邸宅に住むのも満更ではないだろうなあ、との食空想も芽生えてきた。

朝食のバールから20分程歩き、漸くロサ・モタの深い森が見えてきた。先の大邸宅とは比較にならないほどの広大な面積だ。森あり庭園あり球戯場あり、それにロサ・モタの室内競技場もある。緑のドーム型の丸屋根は特徴的だ。ここはドウロ川の高台にあり、庭園の端から深い切込みの先にドウロの流れが見えている。ここからのポルトの眺めも一見の価値がある。最後にこの場所までたどり着いて良かった。印象的な光景だ。



緑の森の中に緑の丸屋根が見える。
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ああ、この丸屋根のドームはロサ・モタの室内競技場だ。
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ロサ・モタの競技場。自分は全く知らないが、ロサ・モタとはポルトガルの著名な女性陸上選手とのことだ。
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ここはドウロ河岸の台地の上にある。
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ドウロ川に向かって深い切れ込みが落ちている。
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ああ、眼下にドウロ川が見える。船も航行している。
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