ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(46)ポルトのオレンジ屋根。

ポルトは大西洋から近い場所にあり、カモメはここまで上がってきている。
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カモメがいるという事は、漁業も盛んなのだろう。
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ドンルイス1世橋を引き返し、元の大聖堂まで戻る。
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ああ、又別のツアー客がやってきている。
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もう一度ポルトの赤屋根を見て置こう。
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ああ、ウオッチタワー、時計塔がひときわ高く聳えている。
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自分も国内国外、あちこちの都市を旅行しているが、このポルトのように街の屋根全体がほぼ一色のオレンジ色に統一されているのを見た経験はない。同じ色合いの系統で、もうちょっと深みのある臙脂色がかった赤瓦が戦前の那覇市内、壺屋から久茂地川沿いに沢山あり、名前は忘れてしまったが、その赤屋根を良く描いていた沖縄の画家もいたが、沖縄戦でそうした赤屋根は殆ど灰塵に帰し、戦後、ポチポチ再見された赤瓦の風景も絵で知っている戦前の統一された美しさには全く及ばないものだった。

黒は赤やオレンジと比べたら、全く派手派手しさはないが、唯一通りがかりに見た黒部市内の街全体が黒光りする屋根瓦、黒塀、そこの庭に植えられた黒松の枝ぶり、の集合体は一幅の絵になる程で、重々しい美しさを感じたが、今、このドンルイス1世橋から眺めるポルト市内の屋根の色はそれとは違ってカラフルで、造形の美があった。遥かな記憶の中に、スウェーデンから山脈を越えて、ノルウェーの国境に出て、峠の上からフィヨルドの深い切れ込みの最奥に街並みが広がっているナルビックのカラフルな屋根瓦を見た時、その美しさに息を飲んだが、そんな50年前の思い出も甦ってきた。

ポルト自体が海に近く、この辺りまでカモメが飛んでくるのか、橋の付け根の斜面には沢山のカモメが集まっていた。ピシェ、Fish,観光に限らず漁業も盛んなのだろう、カモメが漁船を追ってここまで上って来たが、今は陸地で休んでいる。元の大聖堂の場所まで戻ると、そこにも又数羽カモメが屯していた。日本の寺社にあるような鳩よけ防止のネットがこの教会には施されていないが、ここのカモメは日本の鳩よりは行儀が良いのか。糞の跡もそれ程目立たない。教会の横から最後にもう一度ポルトの赤屋根を眺め、次にこの町の誇るアズレージョ、青タイルの芸術品をポルト中央駅まで見に行くことにした。



印象深いポルトの屋根の色だった。
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再びこの景色を見ることはあるだろうか・・
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深く脳裏に刻んで置こう。
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良い経験をした。
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ああ、こんな場所にもカモメがいる。
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Sea Gull,賢い鳥だ。カモメに見送られ、大聖堂の丘を降りていく。
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