ちゃおチャオブログ

日々の連続

4.8.(日・晴れ)鹿児島・日置事件。西部自殺。

イメージ 1



鹿児島県日置市尊属殺人発生。今は刑法上、尊属も一般殺人も刑の懲罰に違いはなくなっているが、昔だったら、大変な殺人事件だ。一発で死刑。それを5人もの身内を殺害した、息子、38歳が逮捕された。最初自宅で父親と祖母を殺害し、近くの空き地に埋めたが、二人と消息が取れなくなって、自宅へ様子を見に来た同じ市内に住む伯母二人と、近所の男性、47歳も相次いで殺害した。正常な判断能力が失われた、夢遊病者による連続殺人事件だ。巻き込まれた親族・隣人はお気の毒だ。
本人・岩倉知広がどんな風に育ったかは不明だが、一人っ子で甘やかされて育ったのか・・。両親は離婚し、一時市内で母親と一緒に生活していたが、数年前から祖母が所有するアパートで、単身生活していたようだ。
Tolerance、我慢すること、耐えること、苦を受け入れること、そうした自分自身に降りかかる苦悩、苦痛に我慢できない若者が増えてきている。今の境遇の原因を他に求め、爆発する。テレビとか漫画がこうした自己中心的な人間を多造しているのかも知れない。
身近に潜む悪鬼。避けようとしても避けられない宿命だ。

1月に多摩川で自殺した西部邁さん、自殺ほう助の疑いでMXテレビ社員二人が逮捕される。西部さん自身数年前脳溢血で倒れ、その後遺症で手足が自由に動かせなかったが、自身の身体をロープで縛り、入水するのを助けてもらったとのことだ。
このまま介護され、老後を他者の助け、迷惑をかけてまで生きたくない、というのが自殺の動機のようだが、それにしても最後は身勝手だった。テレビ局二人は殺人ほう助、まかり間違えれば、殺人罪で逮捕される処だった。
それ程自殺したかったのなら、首つり、熱海の錦ヶ浦、日光華厳の滝東尋坊、大島航路の船上、等々、第三者にそれ程迷惑をかけずに死ぬ方法はあったのに、浅瀬の、背の立つ程の多摩川に入水した。本当に死にたかったのか、死なずに助けてもらいたかったのか、彼の内心の深層心理は未だに分からない。


イメージ 2