ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(186)カタルーニャ美術館の丘に登る。

さてこのスペイン広場から丘の上のカタルーニャ美術館までゆっくり上って行こう。
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上り口のすぐのところにガラス張りの建物がある。これが万博の時のドイツ館か??
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広場から美術館までは凡そ500-600m程か・・。3段のテラス状の段丘になっている。
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各テラスには噴水、流水等があって、実にリッチで芸術的だ。
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この4本の列柱も何かを意図しているものだろう。自分にはその意味は分からないが・・。
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カタルーニャ美術館が建っている丘はスペイン広場から見たところ、凡そ30-50m程か。それ程高くはなく、見上げるという程のことはない。距離が相当あるので、この50mの高度差は実になだらかなテラス状の段階になっている。その段階テラスは3段の段丘に分かれていて、各テラスの真ん中には流水が流れ落ち、時々噴水が高く噴き上げる。セルビアコルドバでアルカサル宮殿の庭苑を見てきたが、これは現代版アルカサルのようだ。戦前の、日本で言えば昭和の初めころ、スペインではこのような芸実的な万博パビリオンを造っていたのだ。

さて、これからゆっくりこの長いスロープを段々に上に上がっていく。時々噴水を眺めたり、流水の写真を撮ったり、その前で記念写真を撮っている観光客を眺めたりして、ゆっくりと昇る。美術館に向かう実に優雅なアプローチだ。バルセロナ万博の総合プロデューサーが誰かは知らないが、大阪万博を超える実に豊かな才能の持ち主であるに違いない。大阪万博では唯一岡本太郎太陽の塔が現存しているだけだが、ここではスペイン広場、その前の闘牛場、丘の上の美術館。100年近く経った現在も尚、魅力的な観光施設として、世界中からの観光客を集めている。

さて、10分程かけて、段丘を上り、微実間の前に出た。間近で見ると巨大且つ芸術的な建物だ。上野の国立博物館など比ではない。身体を反転あせ、今まで上ってきたスロープを眺める。スペイン広場のレンガ色のツインタワーが遥か下に見える。このアプローチは500mではきかない、800m程もあるかも知れない。実に贅沢な空間であるが、周囲の建物の配置とマッチしていて、よりその贅沢さを引き立てていた。自分もこの美術館の前で1枚写真を撮ることにした。良い思い出になるに違いない。



テラスの中ほどから下のスペイン広場を眺める。実に現代のアルカサルだ。
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漸く最上段のテラス、丘の上の美術館に近づいた。
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実に立派な堂々としたクラシカルな建物だ。
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美術館の前から今まで登ってきた段丘、アプローチを眺める。
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下のスペイン広場をバックに記念写真を撮る。
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