ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(195)ミロ記念館の草花。

ミロの館の庭木は直線状の針葉樹が多く、ジャラカンダのような花木は見えない。遠くにカタルーニャ美術館が見える。
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庭はどこからどこまでも四角っぽい。
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庭苑の中には所々花壇などもある。
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ああ、この花の群生はルピナスの亜種のようにも思えるが・・。
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それにしても色が単調だ。
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絵や音楽に対する知識が乏しく、美しい絵を見たり、心地よい音楽を聴いても、その題名を当てるとか、画題を言い当てることが出来ず、いつも歯がゆい思いをしているが、草花に関しても同様で、最もポピュラーな花の名前は知っていても、たまにしか見たり聞いたりする花の名前は、10歩も歩けば直ぐに忘れてしまっている。今までの生活環境の中で、花に囲まれた経験が希薄で、それ程身近な存在と思って来なかったからかも知れない。花の名前を知ろうが知らなかろうが今の生活とは関係ないと言う、幅の狭い人生を送ってきたからかも知れない。

この幾何学模様を庭苑にしたようなミロの館、遠方からはすっきりした直線状の縦横の花壇としか見えないが、近づいてみると、案外いろいろな草花が咲いている。南国で見られるような原色の色鮮やかな花ではないが、なかなか清楚な花だ。10日前、初めてバルセロナに降り立った時、街路樹のパープル色をしたジャラカンダの花に魅了されたが、この庭苑にはそうした喬木の花はない。針葉樹系の木がすっと立っているだけだ。清楚過ぎる。

この花はなんだろう。ニュージーランドルピナスにも似ているが、色彩が足りない。単色過ぎる。色の魔術師ミロらしからぬ単調だ。幾つか小さな草花を発見するが、いずれもあっさりした単系色だ。大きな感興を得るものではないが、ミロの庭苑に咲いている花として、写真に収めた。先刻の直線状の庭木が絵ではファンタジックなカーブを描く曲線になり、庭に咲く単調な花柄が、絵ではパステルカラーの色のマジックに変わっている。矢張りミロは不思議な画家だ。



この花、日本にもあるような繊細な草花だ。
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紫の可憐な花。
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庭苑の見晴らしの良い場所からは隣接する博物館とカタルーニャ美術館が見える。
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庭苑の直ぐ横にはこのようなギリシャ風の円形劇場の跡もある。
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さて、ミロの館はこれ位にして、下山しよう。
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