ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(203)カタルーニャ広場。

いつまでも人の絶えない大聖堂前広場を後にする。
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広場の出口付近に近代的なビルが建っている。観光案内センターのようだ。
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ランプラス裏通りはいつまでも人の流れが止まらない。
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店は閉まっているし、皆さん歩いてどこへ行くのだろう・・
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ATMはどこでも24時間営業だ。
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この通りの先に広場がある。あの木の繁っている辺りか・・
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40数年ぶりにスペインにやってきて、初めてバルセロナの地を踏み、最初にやってきたのがランプラス通りの始点カタルーニャ広場だった。広場に立った時、40数年の記憶は見事に消え失せ、全く初めて訪ねた場所のように思えた。40数年を振り返って、スペインで何を覚えているかと思い出しても、二つか三つ、僅かなもので、その一つがアルハンブラ宮殿、他にプラドやマラガの海辺位だ。冬の浜辺が予想以上に寒かったこと位が強く印象に残っていた。自分の記憶など実に頼りないものだ。

大聖堂の前広場に集う人々を後に、最後の場所としてカタルーニャ広場にやってきた。それ程特徴的でない広場。自分が40年先まで生きているとは到底思えないが、仮に40年後再びこの広場にやって来たとしても、今日の記憶はすっぽり抜け落ちているだろう。ただ地名だけは、この広場に佇み、通りを歩いたという、そのことだけの記憶は暫くは残り続けるだろう。しかしそれももう間もなくやってくるであろう老人性健忘症で、あやふやなものになってくるかも知れない。

ここへ来るまでの裏通り、多くの店は照明だけを点けて閉店しているが、通りを歩く人の流れはいつまでも続いている。不夜城のごとき通りだ。広場にもまだ人が残っている。広場に夜店が出ているとか、人々を惹き付ける何かの出し物があると言うことはなく、ただ単にタイル造りのだだっ広い広場があるだけなのだが、それでも人々が集っている。スペイン人は夜行性の人種なのか。

広場の中央には地元の英雄なのだろう、誰かの像が建っていて、そこに集まる人々がハトに餌をやるのか、餌を持った人の後を追いかけるように沢山のハトが数珠つなぎに付いてくる。どこの公園でも見られる光景。ここでは真夜中までそれが行われている。この広場の何か記憶に残る特徴を脳裏に刻むべく周囲を見渡したが、それらしきものは見当たらない。矢張りここは殆ど特徴の無い単なる広場だ。広場の端からランプラス通りが続いている。矢張り名前だけを記憶に留め、この広場を去ることにした。



カタルーニャ広場にやってきた。
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民族の象徴、カタルーニャ広場。
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いやー、沢山のハトが餌付け人を追いかけている。
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余り特徴らしい特徴の無い広場。
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記憶に留め置くようなものは何かあるか・・
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ああ、この先がランプラス通りだ。ホテルに戻ることにしよう。
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