ちゃおチャオブログ

日々の連続

8.6.(月・曇り)原爆忌。いびつな靖国史観。

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73年目の広島原爆忌。人類最初の悲劇。100年経っても、200年経っても人類が存続する限り、慰霊されるだろう。最初で最後、と言えないのがもどかしいが・・。核が世界に拡散し、今やテロリストでも容易に造れる時代になった。北は核でもって周辺国を脅す。昨日のシンガポールでの拡大アセアン、結局、中国と北の意向で、宣言にはCVIDは盛り込まれなかった。強かな北を相手に、これを盛り込むのは無理だろう。トランプもいい加減に目を覚まさなければ。

皇国史観は聞いているが、靖国史観という言葉もあるようだ。今日のBSフジ、プライムニュースで初めて知った。国学者平泉の教え子が大挙靖国禰宜に奉職し、独特な歴史観で日本を正当化していると。中で、宮司となった松平が、天皇の意に反して絞首刑になった戦犯12名と白鳥、松岡の14名を密かに合祀し、誰にも諮らず勝手にやったとのこと。元遺族会会長で、自民党の幹事長まで務めた古賀誠ですら、元に戻すことができなかった。
昭和19年、時の総理、東条英機自ら、靖国で祀られる英霊は戦場で死んだ戦史のみ、と規定したのに、戦後、絞首刑になった本人自身が英霊として祀られることになるとは、夢にも思っていなかっただろうし、寝覚めも悪いだろう。
靖国史観では、戦争は昭和26年のサンフランシスコ条約締結まで継続していた、とし、今次大戦も日本は米国の経済救済の為に無理やり巻き込まれた、としている。
歴史家、秦郁彦は怒りを越えて、この滅茶苦茶な歴史観を憤っていたが、こうした間違った歴史観が独り歩きし、戦争を知らない若い世代に浸透していったら、日本もおかしくなる。
古賀さんではないが、14名の分祀が無理であれば、廃祀の方法もあるし、何よりも、以前の元の状態に戻すことだ。英霊が祀られるべき靖国に於いて、こそこそと、コソ泥のように合祀されたのは許されない。マスコミも率先して、国民運動にすべきだ。


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