ちゃおチャオブログ

日々の連続

イギリスの3日間(46)グリニッジへ。

グリニッジの最寄り駅、TrafalgarEstateからロンドン市街地の威容を見る。
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駅からは2階建てのバスに乗って、グリニッジまで出る。この銅像海軍卿の像だ。
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丘の上に天文台があり、そこまでの約700-800mの緑地帯を登て行く。
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緑地帯の先には海軍記念館もある。
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バス停から歩いて約10分、丘の上に天文台が見えてきた。
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ロンドン地下鉄ベーカーストリート駅には先刻散歩したリージェント公園やシャーロック・ホームズの旧居跡、尤も現在の建物は150年前のコナンドイルがこの探偵物を書いた当時の番地の上に建てられた、ホームズとは全く関係ない建物で、たまたま探偵物の地番の上に建てられたものに過ぎないのだが、それでも、ホームズ好きの世界の人々からはメッカになっている。

ホームズは実在しない探偵物の中での登場人物に過ぎないのだが、ファンにとっては、恰も以前この場所に住んでいた、との疑似体験を求めて、この場所にやってくるのだ。しかしそれにしても、ホームズ人気が中国でこれ程高いとは意外だったが、いずれにしても「ベーカー街」はホームズ物とは切っても切れない通りの名前になっている。

この通り名の地下鉄駅の反対側にはマダムタッソウの蝋人形館もあって、人気の観光名所になっているが、精巧な蝋人形はここでなくても、あちこちで見ることも出来、今回は立ち寄るのを止めて、そのまま真っすぐグリニッジへ行くことにした。グリニッジまでの距離感、時間が分からず、途中で時間浪費したくない、との気持ちもあった。べーカー街駅には5つ6つの地下鉄ラインが交差していて、グリニッジまでには一本で乗り換えなしで行ける。最寄り駅はTrafalgarEstateという名前の駅で、ベーカー街からは思っていたよりも近く、駅で6-7駅、20分程度で行けた。

このトラファルガー・エステート駅、再開発地区に新たに作られた駅のようで、全体に新しく地下も深い。駅の周辺には新しい建物が多く、今なお開発途上と言った感じである。駅員にグリニッジを聞くと、外のバス停、E2で行けるとのこと。他にも幾つか経路があるようだが、このラインが一番分かりやすいとのことだった。バスはかなり頻繁に運行されていて、それ程待つまでもなくやって来た。暫く開発地区を走り、続いて旧市街に入り、少し行った先で運転手に「ここだよ」と。乗車時間は10-20分程か。

バスを降りて、通行人に場所を聞くと、左手丘の上の方を指して、あの先だと。そこは小高い丘になっていて、丘全体が緑の公園になっている。グリニッジ天文台。随分と環境の良い場所に作られている。そう言えば、東京天文台も建設当時の昔は東京郊外の三鷹村の高台の上に作られ、周囲は森に囲まれていた。今は宅地が広がって、残された林は僅かなものだが、それでも周辺の住宅地とは隔絶された環境にある。多分当時の気象庁の関係者もこのグリニッジの環境を参考して、三鷹村に建設したに違いない。

バス停からは随分長い緑地帯を歩き、50-100m程の高さの丘の上に登ると、その山頂に茶色の建物が見え、そこが天文台なのだ。天文台に入る前、丘の上からロンドン郊外の街並みを眺める。高層ビルも多い。このロンドンの郊外の光景を見る医限りでは、イギリスが斜陽の国だとは到底思えない。さて、世界のルーラー、世界標準時ゼロからスタートする天文台に入ることにしよう。



ああ、漸くグリニッジ天文台に登ってきた。
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これが世界標準時のシンボルだ。
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世界の歴史を作ったイギリス人。その栄光の象徴がここにある。
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ここにも又中国人観光客が大挙押し寄せてきていた。ここが天文台正面道路で、彼等は大型バスでやってきていた。
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天文台に入る前に丘の上の高台からロンドン市街を眺める。
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