ちゃおチャオブログ

日々の連続

能登の春(10)輪島市内を歩いて重蔵神社へ。

朝ドラ「まれ」記念館の直ぐ横を川原田川(輪島川)が流れている。河口近くに舳倉島行のフェリー乗り場が見える。
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強風にカモメも風を凌いで泳いでいる。
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川沿いを上流に向かって歩いていると、この町に似合った交番があった。
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この町の古い商店街。多分客船は河を遡上し、この辺りまで来ていたのかも知れない。
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朝ドラ「まれ」記念館は輪島川、正式名称は川原田川と言うが、その川に掛かるいろは橋という橋の袂に建っている。随分優雅な名前で、坂本龍馬のいろは丸とか日光つづら折りのいろは坂を思い起こさせるが、この橋の名前とは直接は関係ないだろう。いずれにしても能登の田舎の町で、誰が付けたのか、随分とお洒落な橋の名前だった。

河原田川は、川幅もかなり広く、河岸には小舟が何艘か係留されている。川の向こう側は漁師町で、昔から漁港があるが、その漁港とは別に、小型船ならこの川を上って、橋の袂辺りまでは遡上できるのだろう。今はそんな光景は見られなくなったが、昔の沼津港など、港湾とは別に客船などは狩野川を遡上し、町中の御成橋付近まで上がってきて、客の利便性が図られていたが、この川も同じように舳倉島等の離島航路の船は、漁港ではなく、この河口を利用していたのだろう。現に先刻は河口に停泊している舳倉島行の快速船がいたのだが・・。幕末、坂本龍馬がいろは丸を操船し、この川を上り、この付近までやってきたのを記念して、いろは、なる名前を付けたのではないと思うが・・。いずれにしてもロマンチックな橋の名前だ。

この川沿いに少し上った先に輪島塗会館がある。建物全体が輪島塗を思わせる真っ黒なペイント。外から見るだけでも如何にも高級そうな感じの会館で、入るのに二の足を引く。輪島に来たのだから、兎も角1か所位は見ておこう、と意を決して中に入ると、中の展示品は更に高級! お盆や、茶わん、箸セットでも、数千円のものはない。最低でも2-3万からで、高いものは数十万円の値段が付いている。かなり広い展示場兼即売店舗になっていて、奥の方に3-4人の店員、説明譲がいるが、皆暇そうにしている。客が自分以外に誰も入っていないので、暇なことは間違いない。その内の一人がこちらにやって来そうになったので、手を振って、必要ないと伝え、早々に会館を出る。自分としては、どうも場違いな場所に入ったようだ。 

それから更にぶらぶら通りを歩き、重蔵神社に向かう。通りを歩いていて、改めて気が付いたが、輪島塗の製造販売のビルや建物、店舗が多い。矢張り何と言っても輪島塗の町だ。が、客が入っている気配は全くない。それは先刻駅前通りの商店街で見た情景と同じだ。・・この町、大丈夫だろうか・・。こんなに客が入ってなくて・・。だが、輪島塗は全国レベルの名産品。販路は全国に広がっていて、店に客がやって来なくても、全国に発送され、デパートやアウトレット、食器店などで日本中の国民を相手にしているのだろう。だとすれば、この町にこれだけ多くの老舗店が犇めいている理由も納得できる。そんな風に通りを見ながら歩いていくと、もう目の前に神社が近づいていた。実際、どこまでも徒歩圏内の狭い街並みだ。



更にその先に「やぶ新橋」というレストランがある。夜、ここで郷土料理が食べられるかも知れない。
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その直ぐ近くの川沿いに輪島塗会館がある。
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見るからに高級そうな造りだが、中に入ってみる。
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重蔵神社に向かう途中には、地方銀行興能信用金庫の支店建物もある。これも又、町にマッチしたシックな建物だ。
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