ちゃおチャオブログ

日々の連続

四国霊場・徳島編(36)昼食後藤井寺へ。

うどんの美味しい店、田中食堂で丼3杯のうどんを食べた。
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食堂の前には今は廃校となっている小中学校がある。ここの窓ガラスが特徴的だ。
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食堂から4-5分下った場所にあるお遍路道の駅。大型バスの駐車場になっている。ここでマイクロバスに乗り替えた。奥の屋根の下でフランス人お遍路が自分が分けたお弁当を食べている。
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再び神山町の市街地を通り抜け、吉野川に向かう。
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四国は全体にうどんの上手い土地柄だ。四国という気候のせいか土地柄なのかは知らないが、讃岐うどんは全国的にも有名で、金毘羅詣での参詣客は門前の店で必ずや1-2杯のうどんを食べるだろう。隣町の丸亀も全国的なチェーン店で好評だ。四国産の小麦がうどんに合っているのかも知れない。うどんは又饂飩と書いて、中国のお寺の斎料理にもなっていて、これも又昔弘法大師が中国から持ち帰り、この四国の地に根付かせたのかも知れない。以前上海の静安寺の斎食堂で饂飩を食べたが、食感は讃岐のうどんの方が美味しいと思った位だ。

讃岐に限らず、ここ徳島でもうどんは美味しく、吉野川流域の半田うどんなども全国的な好評を得ているが、今日お昼を食べた焼山寺の麓、裏に垢取川が流れているうどん店、ここ田中食堂の素うどんも美味しかった。丼うどんに薬味のネギだけ。つまみに沢あん。これだけで十分美味しく頂ける。後で聞いたら、グループの中の若い人、いつも自分の写真の前に映っている若い男性だが、7杯お替りしたとのこと。自分は3杯止まりにしておいたが、中には4-5杯食べた人も何人かいた。それぞれ自慢しあっていた。

そのせいかどうか、後からやってきた歩き遍路のフランス人と日本人男性の二人組は、もう出すうどんは残っていない、と店からシャットアウトされた。長い坂道を下りおり、楽しみにしていたお昼に有りつけず、随分とがっかりした表情だった。我々ツアー客にはうどんの他にちらしの弁当も配られたが、可哀想になって、自分の分を二人にくれてやった。誰か他に追随する人がいるかと見ていたが、自分以外に誰も分けて与えてはいない。彼等には日本人は案外冷たいと映ったかも知れない。

うどん店を出ると、目の先に学校がある。神山町の一番最奥の集落。以前は人口も多く、小中の併設学校だったが、人口減で今は廃校になっている。食堂の小母さんの話ではこの学校の窓ガラスが珍しく、何かの記念物に登録されているとのことである。その田中食堂から4-5分歩いて、ツアーバスの駐車しているお遍路道の駅まで戻る。道の駅と言っても何もない。ツアーバスからマイクロバスへ乗り換える為の駐車場があってトイレがあるだけだ。その駐車場の奥の日陰ベンチで先のフランス人お遍路がいて、美味しそうにちらし弁当を食べている。ああ、自分も少しはお接待ができたのか・・。

バスは再び神山町の市街地を通り抜け、吉野川流域に出て、次に吉野川市にある第十一番藤井寺に向かった。今は広域合併で、吉野川市とか吉野中央市などが生まれているが、ここは昔の鴨島町。昔は鴨の飛来地だったかも知れないし、藤井寺も名前の通り、藤で有名なお寺とのことだ。山門の先に大きな藤棚があって、藤の名所、先月は見事だったとのこと。さて、これからお参りだ。



次の札所は吉野川市鴨嶋にある第十一番藤井寺
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古風な山門だ。
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山門を入った直ぐの場所に大きな藤棚がある。ここは藤の名所とのことだ。
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比較的小さなお寺だ。
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