ちゃおチャオブログ

日々の連続

四国霊場・高知篇(1)最初の霊場・第二十八番大日寺へ。

第2回目お遍路の旅、高知篇。朝一番の電車に乗って、羽田より高知空港に向かう。
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最初の訪問は空港にほど近い場所にある第二十八番大日寺。山裾にあるお寺だ。
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山間の中にある静かなお寺だ。
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大日寺本堂。
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四国八十八ケ寺、霊場巡り。信仰深い人は1周1400キロを越える山坂を何日もかけて歩いて回るが、今は少数派。多くの人は車で回ったり、自分がやったように巡礼ツアーに参加して、達成している。随分以前に菅直人がやったように、いや、やろうとしたように、途中までやって、諦める人も多い。歩いて貫徹するには相当意思が強くないと、出来ないことだ。自分も過去何回か四国を訪問し、時間があればレンタカーで回ったりして、合計すれば10ケ寺以上は既に訪問しているが、お寺の名前だけは憶えているが、周辺景色や境内については、殆ど覚えていない。観光お遍路だから、そういうことになるのだろう・・。

さてそのお遍路ツァー、前回徳島は阿波一国、発心の道場で、23ケ寺を訪問したが、それから2ケ月、今回第2回目のお遍路ツアーは土佐一国15ケ寺、高知篇修行の道場の札打ちとなる。「修行の道場」とは昔の歩き遍路の時代の形容で、高知の土地の広さ、それは香川の倍以上、徳島の1.5倍からの広さの土地にお寺が点在していることであり、お寺間の距離が長く、実にお遍路さんにとっては修行の歩きだった。確かに県の東側には室戸岬が突き出ていて、西側には足摺岬が突き出ていて、この二つの岬の突端から突端の間に各霊場があるので、歩く距離は相当なものだ。ツアーの日程表を見ても、3日間のバスの合計走行距離は730キロを超えている。

前回同様、東小金井朝一番の電車に乗って羽田に向かう。7時25分羽田発JAL491便、高知空港には8時40分に到着。1時間15分の飛行は前回徳島空港とほぼ同じ飛行距離。迎えのバスは全員30数名を乗せ、早速最初の札所、第二十五番大日寺に向かう。初日の今日は室戸方面の各寺、5ケ寺を回る予定で、空港に近いお寺から順番に回り、最後は室戸岬最先端の最御崎寺に参拝し、今日の巡礼を終了する。空港から1時間も掛からない程近い場所に最初の札所、大日寺があり、バスを降りてから山裾にあるお寺までの坂道数百mを登る。周囲を山に囲まれた静かなお寺だ。ライターが無いので、寺前の売店でライターを求める。飛行機にライターを持ち込めないので、不便だ。

早速大日寺での最初のお経が始まる。皆、今回は2回目に付き、読経もどことなく滑らかである。言わば経験者、経験済みの方々だ。全国に大日寺という名前のお寺が何寺あるかは知らないが、同じ名前のお寺は前回の徳島にも2ケ寺あり、その内の1ケ寺は韓国人女性が住職となっている。勿論これ等のお寺同士が法縁関係にあるとは思えないが、いずれにしてもお寺の名前からしてご本尊は大日如来だ。遍照金剛大師と同じことだ。即ち弘法大師はその化身であろう。



同じ名前の霊場は徳島にも2ケ寺あった。
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大日寺大師堂。ご本尊は名前の通り、大日如来だ。
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周囲を林に囲まれ、緑豊かなお寺だ。
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弘法大師大日如来の生まれ変わり。遍照金剛だ。
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