ちゃおチャオブログ

日々の連続

四国霊場・高知篇(23)土佐・三陽荘で昼食後、次の清滝寺へ。

青龍寺を出たバスは再び宇佐大橋を渡り、土佐市内にやってきた。

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今日のお昼は市内にある三陽荘。ここは温泉も出て、店の入り口では外人が足湯に漬かっている。

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お昼は松花堂弁当のような美味しい昼食。ビールが飲めないのが残念だったが・・。

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次の霊場土佐市内を横切った山中にある第三十五番清滝寺

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横綱朝青龍が高校生の頃特訓に励んだ170段からある雨に濡れた石段を滑らないように慎重に下り降り、バスは再び宇佐大橋を渡って、昼食会場の三陽荘に向かった。道路が狭く、古い漁師町の宇佐の集落を抜けて国道の走る土佐の街並みに出て、直ぐの場所にあった。そこは土佐龍という温泉が出る場所でレストランのある建物の入り口には足湯のコーナーもあって、珍しいのか外人観光客が数人足湯に漬かっていた。単なる観光なのか、お遍路さんでやってきたのかは分からないが、観光だとすると随分辺鄙な場所にあり、近くに特別名所旧跡がある訳でもなく、多分彼等もお遍路の道すがらここへやってきたのだろう。

 

建物を入って直ぐの場所が土産品売り場になっていて、レストランはその奥にある。総勢100人超は収容できる程の大きなレストランで、前後の霊場との距離的関係で、ここはお遍路ツアー専属のレストランになっているようだ。今日のお遍路にしても、順番からすれば、第三十四番種間寺から第三十五番清滝寺、次に第三十六番青龍寺となるのだが、ここでの昼食の時間に合わせ、清滝寺青龍寺の順番を逆にして、先に青龍寺を参拝した。あの長い石段のことを思うと、昼食後より昼食前にハードワークをこなして置いた方が身体には良いだろう。

 

お昼は松花堂弁当のような折詰で、土佐の自慢のカツオの刺身などもついていて、ここでビールでも飲めれば願ったり叶ったりだが、今は巡礼中の身、アルコールは慎まなければならない。アルコール抜きでもお昼を美味しく頂き、再び土佐市内を横切って、山間にある次の霊場清滝寺に向かった。お寺は狭い急な坂道を登った山の中腹にあり、道路は一方通行になっている。坂道を上がるにつれ、眼下に土佐の田園、その先の太平洋が見えてくる。今は小雨だが、春のうらら、歩き遍路だったら、実に長閑な田園風景が眺められるに違いない。

 

駐車場は本堂の直ぐ下にあり、大きな薬師如来像が雨の中に煙っていた。高さ15m程もある大きな薬師像は、雨に濡れ、この寺の名前、清滝に打たれているようにも見えた。ご本尊は行基作ともいわれる薬師如来で、国の重要文化財になっている。おんころころせんだり。数段階段を上り、本堂の庇の下で皆で唱和した。

 

 

本堂前の大きな薬師如来像も雨に煙っている。

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ご本尊は行基作の薬師さま。重文だ。

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本堂内陣は真っ暗で、何も見えなかったが・・。

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重文と聞くと、それだけでありがたく思える。いつまで経っても下世話な人間だ。

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