先日伊勢神宮へ即位の報告へ行ったと思ったら、中一日置いて、今度は奈良と今日への訪礼に出発した。本来なら伊勢からそのまま奈良に向かえば、楽な日程が取れたのだが、丁度この間ローマ法王が来日していて、皇居での接見が必要だった。昔から天皇家と法王庁は親しい間柄。旅を中断しても、皇居で出迎える必要があったのだが、もしも京都御所がうまく機能していれば、京都での接見もあり得たかも知れない。法王にしても、広島からそのまま新幹線でこれたのだ。陛下に過大な負担をかけない為にも、今後は宮内庁、外務省等々、綿密なすり合わせが必要になるだろう。
さて、その陛下の奈良橿原神宮、京都孝明天皇陵への出立に際し、珍しくも安倍総理が東京駅まで出向いて、お二人を見送る。最近総理には陛下を軽んずる言動があると、国民から指摘される向きもあって、そうした中傷を慮ってか、東京駅頭まで出向いたのだ。
総理が陛下に対して、こうした敬虔な態度を取ることは良しとしても、本来やるべきこと、自己中心主義ではなく、国民中心主義の行動を取らなければならい事、ここ1－2年の国会軽視の彼の態度を見ていると、国民からの信は殆ど失われかけている。党内では、又ゾロ４選の話も持ち上がっているようだが、もういい加減に辞めてくれ！
