ちゃおチャオブログ

日々の連続

サイゴンの3日間(18)サイゴン、夜の花街。

薄暗い団地街から、次にやってきたのは、光り輝く花街だ。

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その明と暗のコントラストが激しい。

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すごい豪華な花束だ。

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薄暗い街灯の古びた団地街。外から見た感じは低所得層の貧民街に見えなくもないが、立地している場所が都心部に近く、見た目の古さからは考えられないような高額な売買価格、又家賃。確かに室内をのぞき見する限りでは、貧乏人が住んでいるような内装には思えない。ちなみにLucyさんはバンコク郊外の団地に両親と兄弟の5人で住んでいるとのことである。月収3万円の内の幾ばくかを親に支払っているようだ。健全な家族環境である。

 

その暗闇からいつでも物取りに襲われてもおかしくない薄暗い団地街から一転、今度は光り輝く花街に出てきた。その団地とは幹線道路を隔てた一本先で、殆ど隣同士の位置にある。左右の車線をひっきりなしに走り去るバイクの洪水を斜め横断するように、ほんの僅かな流れの隙間を狙って強引に間に入り込み、直進車が逆にスピードを落とし、蛇行して我々二人を横断させてくれる。後ろに乗っていても痛快だ。女は度胸。これはベトナム女性にも言えることか・・。

 

光り輝く花街と言っても、日本でいうところの浅草花街とか、京都大阪の所謂花街とは違って、ここサイゴンの花街は本当の花屋街だ。およそ150m程の通りの両側に30-50軒ほどの大小様々な花店が両側に並んでいて、店の明かりや花を照らす照明で、通りは昼間以上に輝いている。こちらの花街は全くの健康街だ。生花のマーケット通り。サイゴンでこれ程の生花の需要があるとは信じられない思いだ。特に先刻の薄暗い通りから、こちらの光り輝く通りとの落差が大きい。Lucyさんがその極端な違いの受けを狙って団地からここへやってきたとも思えないが、何か人の心を掴むツボを心得ているようだ。

 

バイクを降りて暫く花通りを歩く。南国の花オンパレードかと思ったら、案外温帯地方の花も多く売られている。確かにベトナムは山岳地帯もある。山の方では温帯の花卉なども栽培しているのだろう。想像していた以上に南国特有の甘い香りが漂ってこないのは、その辺の事情もあるからか・・。花通りの何か所かで写真を撮って、さてこれからデートのレストランだ。

 

花屋の前で。

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さて、今晩のデート場所、レストランHOUANG TAMだ。

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Lucyさん同伴のお姉さん。

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