校門横のラウンジでは沢山の生徒が朝食を取ったり、予習をしている。
皆さん、レベルは高そうだ。
ラウンジの奥には、簡易調理場もある。
Ｅｍｐｒｅｓｓ Ｈｏｔｅｌはサイゴン市内の中心部、Ｂｕｉ Ｔｈｉ Ｘｕａｎ通りに面していて、ホテルの目の前の大きな高校は、この通りの名前を取ってか、同じ名前のＢｕｉ Ｔｈｉ Ｘｕａｎ Ｈｉｇｈ Ｓｃｈｏｏｌとなっている。都心部にある高校だから、多分レベルも高く、リッチな家庭の子弟が通っているのだろう。
この国では何歳からバイクが運転できるのかは知らないが、校庭の中にはバイク駐輪場も作られていて、沢山のバイクが駐輪しているが、今まさにこの時間帯、次々にバイクが入ってきて、校門入り口のゲートで、パスを見せて、所定の場所へ駐輪していく。全体に何人の生徒が在校しているのか不明だが、多くの生徒はバイク通学が基本のようだ。ある面、日本よりは相当に進んでいる、日本では未だに自転車通学だ。
校庭の奧、校舎の入り口付近には数名の警備員がいて、何人かはうさん臭そうに当方を見ているが、別に出て行けとか、注意をする風はない。かなり自由な雰囲気で、日本のように、行内のいじめとか、暴力行為もないのだろう。校門横のラウンジで軽食を食べたり、予習をしている数十人の生徒を見ても、向学心は高いようにも思えた。そう言えば、何年か前のロボットコンテストで、確かベトナム工科大学が優勝したこともあったと思ったが、実際日本もうかうかはしていられない。
そろそろ時間になるので、ホテルに戻って待っていると、今日は又Ｌｕｃｙさん、軽やかないで立ちで時間通りにやってきて、昨日同様、ヘルメットを渡され、イザ、出発。コースはお任せで、どこをどう案内してくれるかは、Ｌｕｃｙさん任せだ。一つだけ自分からの注文は、チョロンにある中国寺院へ行くことで、以前一度行っているが、その記憶を確かめる意味もあった。さて、バイクの後ろに跨って、最初に案内された場所は、ホテルからもほど近い場所にある、焼身自殺した僧侶の慰霊碑だ。何か最初にこの場所を案内するＬｕｃｙさんの思いも伝わってくるようだ。
校庭の中では沢山のバイクが駐輪している。
さて８時半、Ｌｕｃｙさんの案内で、サイゴン市内観光に出発！
最初に案内されたのは、グエン政権下、焼身自殺した僧侶の記念碑だ。
