ちゃおチャオブログ

日々の連続

1.18.(土-みぞれ混じり)終生の知友。

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なかなか雪の降らない東京地方、今朝は寒い小雨の朝。小雨の中にちらほら白いものが混じる。みぞれとは言えない程の薄い雪のひら。地面に落ちる前に消えてしまう。終日小雨。午後東センターへ。

藤原正彦、日本人のもののあわれ。情緒、情感。この感情は欧米人や韓国人にも分からない、日本人独特の情感とのこと。

その後の塩野七生、中曽根さんとの交友を書いている。会ったのは4回ほどだが、終生の知友となっている。彼女の新刊本は知人、友人の10人ほどに送っているが、その一人が中曽根さん。読書家で、物の本質を捉え、政策に生かしている。送る人が一人減って、淋しがっていた。

もう一人は読売の渡辺恒夫。彼より8歳若いが、後を追うように体の不調を訴えてはいるが、殆ど涙ながらに語っている。共通するのは中曽根の読書家で、本当に終生の友だった。中曽根は一時、長嶋の400坪の家を借りたこともあったが、生涯を練馬の40坪の自宅で過ごし、ここで息子の弘文氏も育っていった。彼の信条は政治家は大きな家に住むべきでない、ということだった。101歳で死んでいった中曽根さん、周囲から本当に惜しまれて死んでいった。今はこうした政治家も少なくなって、日本も淋しい限りだ。

 

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