杉本寺の参詣を終り、バスに乗り込むと、早速お弁当が配られた。おお。なだ万!
同じなだ万でも予算の関係か、中身は普通だった。
東名、厚木インターで下線し、大山方向に向かって走っていく。
駐車場は杉本寺からは200-300m程離れた場所にあり、昔の街道風の古い県道の狭い歩道を歩いて行く。街道沿いの家並もどことなく古めかしく、代々この場所に住んでいる歴史を感じさせる。バスに乗車すると、早速仕出し弁当が配布された。1日に4ケ寺を回るツアー、レストランに入ってゆっくりお昼を食べる時間もなく、車内弁当になった次第だが、箱を見ると「なだ万」になっている。銀座なだ万、上等だ。
以前秩父の観音霊場ツアーに参加したが、その時もなだ万だった。阪急トラピックスはツアーの仕出し弁当はなだ万に統一しているのだろう。
次の巡礼先は長谷寺。鎌倉市内の大仏様の近くの高台にある長谷観音のお寺へ行くのかと思っていたら、バスはもう一度鎌倉霊園の前を通り、横横高速に入線し、そのまま東名高速道に入っていく。同じ長谷寺でも、次に行くのは厚木にある霊場だ。高速に入ってから弁当を開ける。なだ万という名前は良いが、中身は普通。前回の秩父霊場巡りと比べたら、数段落ちる。ツアーの料金が料金だから、昼食代の予算も削ってあるのだろう。
横浜から次のインター、厚木までは10分、15分の距離だ。弁当を食べ終わるには丁度良い時間。バスは厚木で下線し、市内を通り抜けて、大山のある山の方向に向かって走っていく。市街地の行きずまり、山懐に囲まれて、寺はあった。この寺は別名、飯山観音と呼ばれ、この地区には飯山温泉という古くからの温泉場がある。電車やバス、車がない時代、遠方からお参りにやってきた参詣者の何人かは参詣の後、遠路の疲れを癒したかも知れない。駐車場からは2段に分かれた長い石段を登り、下の段の石段を登り終えた場所に大きな山門があり、その山門を潜り抜けて、次の上の段の石段を登った先の正面に本堂があった。かなり長い石段だったが、2段に分かれていて、途中で息抜きが出来たので、助かった。
長い石段を登って、本堂に向かう。
長い石段を登り終えた正面に長谷寺本堂があった。