ちゃおチャオブログ

日々の連続

4.23(木・晴れ)BSフジ,本庶・横倉・佐藤3人の提言ー曙光。ビルゲイツの叡智。

 

f:id:commodore:20200423184123j:plain

 

昨夜のBS8chフジで、ノーベル賞学者本庶博士、日本医師会横倉会長、元自衛官髭の隊長佐藤元副大臣3人の鼎談が行われた。今回のコロナ禍に対する貴重な意見であり、3人からは先見性に富んだ提言が行われた。安倍総理にも是非見てもらいたい番組だった。カバン持ちやお茶坊主に囲まれた総理の耳に入らなかったとすれば残念だが・・。

結論から先に言うと、3人の共通した意見は、政府は国民に先の見える展望、出口を1日も早く示すべきだ、と言う事。

本庶先生の話には、流石に生理化学でノーベル賞を受賞された学者としての卓見であった。抗体検査を速やかに行い、市中感染者の実態を1日も早く掴むこと。それによって、全体の感染者数、抗体保有者数が判明でき、抗体保有者は、進んで社会活動が可能になる。医療行為、企業活動に積極的に参加できるようになり、今のような全く先の見えない、自粛一辺倒の状況から抜け出せることができる。全体の感染数が分かれば、統計上の死亡率も正しく推計でき、今仮に5%の市中感染者がいるとすれば、死亡率は0.02%になり、それはインフルの0.01%とさして変わらない死亡率となる。要は、このコロナも通常のインフルと同じレベルになり、それ程恐れる必要はなくなる。問題は、コロナに罹った後、如何に死亡を減らせるかにあるのであって、医療資源はそこに集中すべきだ。そうなれば医療崩壊も起こらない。

横倉会長も引き続き、医療崩壊の危惧を発言し、実際、このままで推移していけば、医療崩壊になるし、出産、外科的手術等の部分的な分野では既に起きている。今までのPCR検査のやり方ではダメで、明日から東京で始まる簡易キッドの多数、短時間での検査を増やさない限り、院内感染も増加するし、医療は持たない。2か月以上も前から政府には、従来の厚労省主導のやり方ではダメだと提言してきたが、一向に聞く耳を持っていなかった。2か月が殆ど無駄に空費されてしまった。今回東京を初めとして、漸く新たな取り組みがスタートするが、既に2か月も遅れている。その間、経緯不明の感染者が増大し、手の付けられない状態の一歩手前になっていた。総理の周辺には細菌学、検疫学の専門家は多数揃っていて、そちらの意見に引っ張られる傾向が強いが、もっと医療の現場の声を聴いて、正しい政策判断をしていってもらいたい。

髭の佐藤隊長は今は政府の役職には着いていないが、従来から全く正しい方向、正鵠な意見を発していたが、今日も又深く傾聴するに値する。総理も下らぬおべっか使いのお茶坊主ではなく、彼のような優秀な政治家を身近に置くべきだが、広島のお茶坊主のように、党からの膨大な軍資金を配分し、総理お気に入りの夫婦揃っての国会議員になれたのも束の間、半年も経たないうちに公選法違反で議員失職の瀬戸際に立たされている。このコロナ禍が終了した暁には、この総理の任命責任は強く追及されなければならない。斯様なお茶坊主に囲まれての政治決定だから、従来的の外れた政策も多々あったが、今回は緊急時、今更そんなことをあげつらっても始まらない。今直ぐやるべきことは、このような佐藤氏とか、党、自身を犠牲にしても国を思い優先する議員を補佐官、秘書官にし、国家、国民にとって正しい判断、政策を推し進めていくべきだ。

佐藤隊長は早くから韓国のやり方に着目し、嫌韓反韓感情は抜きにして、良い部分は積極的に取り入れて日本も見習うべきだった。2か月間、それが出来なかったのは残念だった。このような突然襲ってくる感染症は国防の観点から普段から準備しておくべきであって、単に経済的論理より製造をすべて海外に移し、国内での 生産が殆どできない現状は、国防上の危機だ。韓国は現在でも北との戦争状態で、休戦中ではあるが、国防上の観点から、そうした準備を怠っていなかった。だから今回コロナ禍に対しては比較的うまく対処している。ドライブスルーとか、簡易検査法、等々、見習うべき点は早急に取り入れるべきだ。

等々、3人は今までの政府の稚拙なやり方をS痛烈に批判し、今回のコロナとの戦いに際して、先の見える解決法、着地点を国民に示す必要性、死亡を減らして行けば、通常のインフレと殆ど変わらない点、総理に適切なアドバイスをする専門家の必要性、総理の強力なリーダーシップ、等々、全く傾聴すべき多々の卓見だった。

今思うに本庶さんこそ総理の的確なアドバイザーになるべきだ。佐藤さんと二人で両脇から総理を支えれば、この難局も切り抜けることもできるだろう。

結論から先に言うと、ゲイツ氏の先見性。 

ビルゲイツは昨日のインタビューで、今回のこの様な新型ウイルスの人類に及ぼす危機を予測し、5年前に私財1億ドルを出資、感染症対策を研究する財団を設立した。日本では余りニュースにならず、殆どの日本人は知らないが、この財団は今や世界中から資金を集め巨大な対策センターになっている。素晴らしい先見の明だ。地球人を救う一大センターに成長して行くだろう。彼のインタビューの中で、台湾が世界で一番成功して国だが、残念ながらWHOに加入させてもらえない、韓国も以前のサーズを教訓として良い成果を上げている、とこの2国を称賛していた。彼の最大の心配は、このウイルスがアフリカに蔓延した際の悲惨な状況を心配していた。世界は結集して、アフリカを救済すべきだと。

この様な人が、これからもあちこちに名乗り出てきてもらいたい。

 

f:id:commodore:20200423184209j:plain