ちゃおチャオブログ

日々の連続

5.7(木・晴れ)誰も謗られない。

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今日の東京の感染者は23人だ。全国全体の数値は夕方のこの時間、まだ報道されていないが、多分、100人を切っているだろう。今日切らなくても、数日中に切って行くはずだ。この数週間、自粛自粛の大合唱で、温厚な大半の日本人は、その通り行動し、感染機会はガクンと減っている。ここ小金井ももう1週間以上14人の感染者数は増加していない。都・政府の発表がおかしいのは、この14人の詳しい感染経緯、小金井には有名大学が3校あるが、14人の内の何人が外国籍の留学生だとか、余り外出の機会のない高齢者だとか、毎日通勤しているサラリーマンだとか、或いは児童以下の幼少年だとかの詳しい情報開示が全くない。小金井に住む住民としては情報隠しとしか映らない。本来行政が分かっている情報は、広く国民に開示すべきだ。14人の感染者の殆どが留学生と分かれば、住民は安心するだろうし、逆に大半が電車通勤のサラリーマンだと分かれば、混雑する電車を避けるようになるだろう。仮にクラスター班が感染経緯を捕まえられないとしても、感染者の年齢層、国籍、職業、家族間、軽症重症度等々の開示がされれば、住民の多くはそれ等の情報でもって、自己判断が可能となる。我々も学者程頭は良くないとしても、バカではないのだ。

 

昨日の東京が38人、今日が23人。一喜一憂は出来ないとしても、この傾向は暫く続くだろう。明日はひょっとして10台まで落ちるかも知れないし、場合によっては、50人を越えるかも知れない。しかし、傾向としては、減少して行く筈だ。専門家もこうした傾向は分かっていたと思うが、それは口には出せない。そんな事を言って、逆の結果になったら、責任を取らなければならない。言ったことの責任を取らない為には、大げさに危ない危ない、と言い続け、結果がそうなったら、だから言った通りのことになった。自粛をもっと厳しくすべきだった、と言えばよいのだし、結果が今回のように良好になり、警鐘を鳴らしていたことと反対の結果になったとしても(大半の専門家はそう見ていたと思うが)、そうなったらなったで、我々が、強く警鐘を鳴らし続けた結果、このような喜ばしい結果になった、と、無知蒙昧な国民と一緒になって喜べば、それで済むことだし、この好結果に対し誰も専門家を非難しないし、糾弾しようなど言う不埒な国民は出てこない。専門家が厳しいことを言い続けている限り、結果がどうなっても、誰も謗られない。

専門家が警鐘を鳴らすのが一種の職業病だとしても、政治家がそうであってはならない。政治家は政治判断の結果、それが間違った結果になったとしたら、政治責任を取らなければならない。学者のように経済的損得を横に置いて、学問的なレベルで判断を示すのとは違って、政治家の判断は国民生活に直結しているからだ。

 

それにしても大阪吉村知事とコロナ対策政府責任者の西村大臣との争論は児戯に等しい。子供の喧嘩のようだ。尤も、大人が吉村知事で、子供が西村大臣なのだが・・。彼も東大出の頭の悪い男ではない筈だが、安倍内閣の主要大臣としての立場がこんな発言をさせるのか・・。加藤厚労もおかしい。立場が頭の良い人間をがんじがらめにしているのか・・。

最近田村元厚労がテレビにしばしば出演し、自民党

コロナ対策副本部長として、いつも見識の高い見解を示しているが、こうした緊急時、彼を臨時的に内閣に入れ、西村大臣と交代させるなり、彼に臨時総理をやってもらっても良いだろう。共産党、田村智子さんと両田村で丁々発止したら、国ももうちょっとマシな方向へ向かっていくかも知れない。

兎も角内閣は、専門家の意見を聞くだけでなく、しかるべき時に、政治的判断をすべきだ。それは早ければ早いほど、国民の為になる。

 

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