今日の棋聖戦第4戦目、藤井聡太7段が渡辺棋聖を破り、見事栄冠を手にする。僅か17歳11カ月の快挙はその前の屋敷9段の記録を30年ぶりに更新した。
渡辺明棋聖は現在3冠王で、棋界では最強の棋士と言われている。棋聖戦5番勝負で、藤井が2連勝し、前回は渡辺が1矢を報いる。その棋界最強の棋士を3勝1敗で破るとは驚異だ。正に最強の棋士の冠は藤井に移った感もある。現在藤井はもう一つのタイトル王位戦を木村王位と戦っているが、こちらは7番勝負。先に4勝した方が勝ちだ。藤井は既に2連勝していて、このタイトルも間違いなく手にするだろう。
棋聖戦では粘り腰の渡辺に逆転をくらい、先に手にするのは王位の方かと予想していたが、藤井の実力はそんな予想など全く寄せ付けない。間もなく2冠王、二十歳になるまでに5冠王も期待できそうだ。正にモンスター。恐ろしい青年が出てきたものだ。