大学共通試験が一昨日の土日に行われた。受験者は全国で５０数万人。少子化で学生数が減っていると思うが、かなりの数だ。私学は殆ど参加していないので、この共通テストを受けるのは殆どが国公立を志望している学生だ。かなりの数で、全国国公立が受け入れる学生数は１０万人にも満たないだろう。５人に一人、合格率２５％の狭き門だ。
そんな人生の将来を決める重要な関門なのに、受験生の一人が鼻マスクをしていて、試験官から再三の注意を受けたにも関わらず、それに従わず失格した、との報道を見て、この学生、随分意固地で偏屈で、人生を棒に振ったかと思っていた。強情は身を亡ぼすと。
処が、今日のニュースを見て、またまたビックリ。この学生、３９歳の受験生で、試験官も６回も注意し、最後の注意は規則を守らないと失格する、との警告も与えていた。
しかし彼は、それに従わず、終了後、トイレに立てこもり、警官も出動し、最後は逮捕されたとのことである。歳を聞いて驚いた。３９歳とは！ この男、この歳になって、何を今更また大学へ行こうとしたのか。自分の妻も４０過ぎてから又大学へ行ったが、それは明確な目的をもっていた。この男のようなトンチンカンな日本人ではない。こんな男が大手を振って世間を渡る。コロナ禍ではあっても、日本は実に平和で、長閑な国だ。何か月か、少し臭い飯でも食って来い！ 少しは頭も冷えるだろう。
