ちゃおチャオブログ

日々の連続

2.16(火・晴れ)東証棒高。

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多くのアナリストは東証は今年は3万円まで行くだろうと予測していたが、その時期はまちまちで、早くて3月末頃、時間がかかれば年末までか、と予測していたが、昨日あっさり3万円を越えて、その強さには、強気のアナリストも腰を抜かせているだろう。

通常だったら、当面の目標を達成したのだから、翌日は一服の反落がつきものだが、今日も又386円も上げて、30、467円まで伸ばす。一時は630円を越える上げもみた。恐ろしい勢いだ。

ビットコインも50万を超えた。去年の今頃は10万も行っていなかった。激しい高騰だ。どこまで伸びていくのか、誰も予測できない。GAFAの1社がビットを15億ドル分購入するとのアナウンスが高騰に拍車をかけているようだ。

WTI原油仕切値も60ドルまで上がっている。去年は40ドルを低迷していた。60ドル超が定着してくれば、物価に反映する。政府が待ち望んでいたインフレがやってくる。それを先取りするかのように、銀行株が軒並み上がっている。3大銀行他、地銀まで年初来高値を更新中だ。近い将来の金利上昇を先取りしているかの銀行株の動き。

コロナ対策で政府は100兆円も大盤振る舞いし、とうとう税収と借金の割合は逆転し、年間予算の6割を借金で賄うとしている。1200兆円の借金は、今の経済システムが続く限り、100年経っても返済できない。政府は2025年にプライマリーバランスをゼロにするというが、国民は難しい言葉に騙されてはならない。これは新たな借金を作らない、との意味に過ぎず、1200兆円の借金を返済していくことではない。1200兆円の借金返済計画は全く立っていない。与党も野党も学者もみんな知らん顔だ。国民一人当たり1000万円。お金持ちの人に国債を強制的に買わせるか、外国のお金持ちに買ってもらうしかない。この1200兆円の利払いだけで、国家予算の半分は飛んでいく。

今国民はコロナコロナで、国家存亡の危機が襲ってくるかのような慌てぶりだが、本当の危機は、静かに氷が解けていく薄氷の湖を歩いているか、ずぶずぶの地雷原を全く無頓着に歩いているがごときだ。

狂乱株高は、何を意味しているか、よく考える必要がある。

 

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