ちゃおチャオブログ

日々の連続

3.28(日・曇り小雨)照ノ富士優勝。偉大な力士。

f:id:commodore:20210329212042j:plain

 

千秋楽。照ノ富士、結びの一番で貴景勝を土俵外に放り投げ、決定戦にもならず、完全優勝。一つの偉業を成し遂げた。3年前、駆け足で大関に登ってきて、横綱は直ぐそこ、手の届く所にあったが、ケガに泣き、どんどん番付を落として行って、最後はどん尻の序二段まで落ちた。この時、本人は地獄を見た、と表現していた。一時は土俵を去ることも考えたが、伊勢ケ浜親方の励まし等もあり、ケガを治し、1年前から彼の反撃が始まった。序二段から又番付を駆け上がるようにして上がってきて、格段の優勝も重ねた。今場所はいよいよ大関復帰の直前の場所、渾身の力で相手をねじ伏せ、見事優勝を飾り、来場所の大関復帰も確実なものにした。見事な精神力という他ない。大体にモンゴル人は日本人よりも精神力が強いのか。日本人より優れた多くのモンゴル力士を見ている。鎌倉時代の蒙古兵も、このように強かったのか・・。恐ろしい相手だ。

だらしないのが日本人力士。白鳳の先が見えてきて、引退もそう先ではないだろう。にも拘らず、横綱の座を射ようとの大関、関脇の力士が見当たらない。白鳳が引退すればまたまた横綱不在の場所が続くのかと想像していたが、ここへ来て、照ノ富士が急浮上してきた。再びのケガに泣かなければ、横綱は間違いないだろう。一等地抜けた強さがある。来場所は又どんな場所になるのか、今から楽しみだ。

 

f:id:commodore:20210329212136j:plain