川平湾に面する段丘上には珍しい南国の花が植栽されている遊歩道が作られている。
月桃は沖縄語ではサンニンと言うと思っていたが、ここではサーミンと呼ばれているようだ。
ここにも又南国の珍しい樹木がある。
小高い台地の上に御堂がある。行ってみることにしよう。
御堂への参道は綺麗に整備されている。
石垣市内に戻るバスまでにはまだ時間もあり、川平湾に面する自然公園を散歩したが、南国の沢山の花を見ることが出来、良い時間待ちになった。残念なのは花の名前を知らないことで、花アプリを導入すればスマホで花を写した段階で、花の名前とか花言葉、学術的な説明等が画面に表示されるとのことだが、このアプリを挿入すれば、頭の老化防止には役立つかも知れないが、自分はそこまで専門的に知ることは無いだろうと思っている。だから、綺麗な花を見たらその場で写真を撮るだけだが、名前は知らなくても、花の美しさには変りはない。
そうして遊歩道を歩いていると小高い丘の上に古びた小さな御堂がある。沖縄のウドン御殿、うたきだ。時間があったのでお参りする。うたきは御嶽、元々は神社を意味するのだが、ここの御嶽、御堂は観音堂になっている。石垣の中で、ここ川平湾は嘗ては石垣に次いで賑わっていて、沖縄本島への航路の入り口になっていた。石垣島の最北端に位置し、港は集積港になっていたのだ。その航海の安全を願う目的でこの御堂が建立された。参道の入り口にはそうした歴史的謂れが解説されていた。総代というのか代表世話人というのか、高嶺の名前が出ていた。先の高嶺酒造の関係者なのか、一累なのかは分からないが、多分その一統だろう。御堂の前には白百合が満開に咲いていた。内地よりも2か月も早い満開だ。
最初は浜百合かと思ったが、葉の大きさ、花の大きさが浜百合よりは小ぶりで、普通に内地に咲く白ユリだろう。社にお参りし、ロータリーに戻るが、まだバスの時間までには余裕があり、広場に面したレストランで、冷たいマンゴージュースを飲むことにした。Inaさんは別の何かトロピカルな飲み物を飲んでいる。川平をぐるっと1周歩き、冷たい飲み物が心地よかった。まだ尚時間はあるが、バス停の時刻表も100%当てにならず、ロータリー広場の先にあるバス停に向かい、循環バスを待つことにした。
参道入り口にはこの御堂の解説があった。川平観音堂おある。奉納者は高嶺さんだ。
古めかしい御堂だが、明治の頃か大正の頃建てられたようだ。
ご祭神は? 川平観音??
境内には白百合が満開だった。
まだ少し時間もあったので、ロータリー広場に面するレストランで休憩する。立派なトラの彫り物だ。