川平湾ロータリーから歩いて2‐3分の場所に泡盛於茂登の醸造元高峰酒造がある。
その酒造会社の手前には、こんな古い家系と思われる住宅もあった。
酒蔵に入ると、大きな土甕が目を引いた。奥が展示場兼販売コーナー。
醸造所へ入ったのは初めてだ。大きなモロミ壺が並んでいた。
一部の甕では既にぽつぽつ発酵が始まっている。
石垣に何軒の泡盛酒造会社があるのか知らないが、於茂登は有名だ。前回2月に来た時もお土産で小瓶を買って帰った。この川平湾にはInaさんが以前仕事の関係で訪問したことのある於茂登醸造元、高峰酒造があるとのこと。川平の広場から歩いて数分の場所にあり、行ってみる。泡盛の試飲ができるとのことで、それに釣られた意味もあった。
広場からほんの2‐3分のバス通りに面して、その高峰酒造があった。表の看板には見学者歓迎の看板も出ている。建物の中に入ると、直ぐの場所がモロミを仕込む大きな土甕があって、如何にも酒元へ来たという感じだ。奥の方に展示販売のコーナーがあり、事務の女性がやってきて、説明までしてくれる。モロミから醗酵、醸造と、ここが酒造所になっているようだ。銘酒於茂登はここから全国へ出荷されている。撮影もOKだ。何も特許があるわけじゃないから、秘密も何もないのだろう。Inaさんから言われた試飲について、聞いてみると、あり付けた! 楽しみにしていた於茂登を飲めて、気分も良くなる。展示品を見ると、高い古酒なども置いてあるが、それでも10万円を越えるものはない。ウイスキーや高級ワイン、ブランデーとは違うのだ。試飲をさせてもらって、そのまま黙って帰るのは申し訳なく、少し荷物にはなるが於茂登の4合瓶を買って帰る。
帰りのバスの時間までにはまだ30分ほどある。道路を隔てた反対側には養殖真珠の販売店がある。どんなものか覗いてみることにした。綺麗なショールームの土産店で、展示されているものも高額だ。本物の真珠だから当然なのだが、今は現金の持ち合わせがない。娘に買ってやりたくてもカードも持ってきていない。入った時は店内に誰もいなかったが、マイクロバスでやってきたのか、5ー6人のツアー客がやってきて、それを汐に外に出た。客はいないようでも、少しはやってくるのだ。先刻の高峰酒造でも、最初は誰もいなかったが、どこで聞いたか、調べたか知らないが、レンタカーのカップルが2組ほど入って来た。人がやってくれば物も売れるに違いない。土産店にとって、人流は欠かせない。
このパール店の外にはベランダ風のラウンジがあって、天気の良い日には正面に於茂登岳が見えるのだが、今日の雨雲では全く何も見えない。そもそもこの喫茶ラウンジはコロナ禍で閉店中だ。・・いつまで続くこのコロナ。今度はバス通りではなく、海沿いの遊歩道を歩き、この浜辺に咲く南国の花を眺めながらゆっくり広場へ戻ることにした。
酒造所の奥には展示販売コーナーがあり、ここで於茂登の試飲を頂けた。
試飲を頂いたので、何万円もするような高い壺酒を買うのは無理だが、4号の於茂登をお土産に買っていく。
道路の向かい側にはパールの直売店もある。
店内は残念ながら撮影禁止だった。
店の入り口には、この浜で取れたという大きなシャコ貝が展示してあった。