ちゃおチャオブログ

日々の連続

石垣再訪(12)川平公園周辺風景。

石垣行のバス停はロータリーから少し入った県道沿いにある。前方の広場がロータリー。

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バス停の前には大きな食堂もあるが、このコロナ禍、開店休業状態だ。

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バス停の前の辻に「石敢當」を発見! 沖縄独特の標識だ。

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バス停前の広い庭先にはハイビスカスが咲いている。

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内地では真夏に咲くが、ここではもう満開になっている。

石垣島を巡回する路線バスは東交通1社のみで、多分以前は複数の会社が競争して運行していたと思うが、人々のバス離れ、マイカー普及が進んで、辛うじて生き残ったのはこの会社のみになったのだろう。ただこの会社も営業的には風前の灯だ。石垣バスセンターからここ川平湾までやってくるバスは日に3-4本程度しかなく、来た時に乗って来たバスは自分達を含めても10人もいなかった。ただその乗客も大半は石垣市近郊のバス停で降りて、最後まで残ったのは我々二人と観光客らしい人だけだった。帰りのバス停でも市内に帰る人は我々二人だけで、バスがやってくる直前になって漸く一人地元の女性がやってきた。

 

観光客がいなければ静かなのんびりした南の集落だ。人通りもほとんどない。このバス停は川平公園となっていて、川平湾ではない。だから先刻下車した女性客も、ここが川平公園で間違いないのか念押しして降りて行った。江戸時代から沖縄本島那覇への最寄り港として多少なりとも発展したこの集落。広場の周辺には歴史や由緒を感じさせる建物も散見される。先刻のおまじないのような標札が出ていた家もそうだ。バス停の前の辻には「石敢當」の標識もあった。これは元々は中国の風習で、沖縄に広く伝播したが、内地にはもたらされていない。沖縄独特のものだが、これは内地で言うところの道祖神と同じようなものだ。辻に置かれていて、道路の安全、旅や交通の安寧を願うものだろう。

 

温暖な土地であることは、先刻遊歩道を歩いていて、内地よりも2か月も早いユリの満開とか、サンニン、プルメリア始めいろいろな南国の花を見てきた。今またバス停の前の家の庭にはハイビスカスが満開に咲いている。ロータリーに面するボート店では真っ赤なブーゲンビリアが建物を覆っていた。内地ではこれ等は皆真夏の花だ。一足早い夏の花。コロナさえ無ければ、あちこちの海浜海開きが賑やかに行なわれている処だが、今はひっそりと、ロータリーにも人影さえ見えない。暫し周辺の景色を楽しんでいる間、バスがやってきた。

 

ロータリーの前のボート店では、ハイビスカスが建物を覆っている。

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南国の花だけあって、勢いもあり元気だ。

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道路の花壇も夏の花で賑やかだ。

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この花は内地でも見るが・・。

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川平公園、川平湾、小1時間の周遊、楽しめた。

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