ちゃおチャオブログ

日々の連続

石垣再訪(32)石垣バンナ公園にて。

バンナ山頂が近づいてきた。左の稜線を登った先が山頂だ。だが、もうこの辺で諦めよう。

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道路が大きくターンした場所から眼下の東シナ海が見える。この情景を目に納め、下山する。

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山の麓にはアドベンチャーエリアもあり、吊り橋も見える。

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再び唐人墓の辺りが見えてきた。

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高さは230m程しかないバンナ岳だが、足が萎えてしまっている自分にはとてもではないが、登り切れない。時々二人乗りアベックのレンタカーが取り過ぎるが、実際できることなら同乗させてもらいたい気持ちで一杯だ。選択を間違えた。ここへ来るのは、バスではなく、レンタカーで来るべきだったのだ。山の高さからしたら高尾山の三分の一程度。標高599mの高尾山の4合目にも至らない程だが、今更悔やんでもしょうのないことで、兎も角登れる所までは登った。

 

大きく蛇行する自動車道を極力歩行を少なくするために道路の内側、内径サイドを選んで登っていくと、漸く山頂のテレビアンテナが見えてきた。その手前には展望ハウスの建物も見える。ただ見た感じ、距離的にはまだ1キロはありそうだ。その道路がオーバーランしたような場所が開けていて、眼下の街並み、海岸線なども見える。高さ200mとは思えない大パノラマだ。方角的には高級ホテルがあるブサキビーチの辺りだ。近くには初日にバスで通った唐人墓もある辺り。この海の行きつく先は東シナ海福建省だ。この島に移り住んだ中国人はどんな思いでこの海を見ていたのだろうか・・。明朝が倒れ、本国を逃れてやってきた唐人は望郷の思いを持って眺めていたが帰れない。それは丁度稚内の望郷の丘から樺太を眺めた帰還者の気持ちと似ているだろう。

 

山頂まで行くのは諦めて、ここから引き返すことにした。山頂は次回にしよう。次回がいつになるかは分からないし、もう次回はないかも知れない。それでも良い。途中まで登ったという実績は作った。元来た車道をゆっくり戻る。途中に幾つか枝分かれしている山道があり、この広い公園内のアドベンチャーコースになっているようだが、今の自分にはそんな体力もない。麓に近い場所に「八重山戦争マラリア犠牲者」の大きな石碑が建っている。その少し下に管理事務所も見えてきた。漸く下り降りたのだ。ここで少し一休みしよう。

 

麓近くの散歩コース。

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誰もいなくて又ハブとかが心配だ。

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如何にもジャングルのような様相だ。

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ああ、マラリア慰霊碑がある。ここでちょっと休憩しよう。

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