ちゃおチャオブログ

日々の連続

6.22(火・曇り)運命の岐路。

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天気予報では今週はずっと雨模様とのことだったが、昨日は晴れ、今日も晴れ勝ちの曇り空。一向に雨は降らない。野川の池も水が上がって、水鳥もやってこない。野川自体がワジ化しているので、鴨とか鴈の水鳥はどこへ行ってしまったのだろう。今日から毎日、1日ごとに日が短くなっていく。丁度半年前の冬至の時に感じたことの真反対のことだ。今年の1年も1日ごとに終わりに近づいて行く。

昨日の夏至の日、NHK特集で、4年前蒲田在住の30歳の男性がお盆の時期に両神山に登山し、下山時道を間違えて、40mの崖下に滑落し、左足の複雑骨折をしながらも、14日間を生き延び、助けられた番組を報道していた。日帰りの予定で行ったので、食料の持参は無く、ポケットには僅か7個の飴玉だけ。沢の水を飲んだり、ミミズや蟻を食べて飢えを凌いだとのこと。骨折部は猛烈に痛み、出血部からウジも沸いたとのことである。それでも生き延び、14日目に秩父署の警察官により救助された。凄い生命力。夏場とは言え、大怪我をし、且つ食料も無い中、普通であれば、命は1週間も持たないだろう。生還後、今彼、多田さんは普通に歩け、結婚もし、2児の親となっている。

生死の境、運命の岐路はどこにあったのか。

今から9年前、中央高速、笹子トンネルで天井板が落下し、折から走行中の車3台が下敷きになり、合計9名が死亡した。ワゴン車の青年5人とその前の中年夫婦、更にその前のトラック運転手、が事故に巻き込まれ死亡したが、本当に実際1秒間の違いが、運命の岐路になった。トンネルの前の信号状況とか、或いは途中の渋滞状況等で、天井板落下時点では既に通り過ぎていたか、或いは、その手前であった確率は高い筈で、偶々運悪く、落下時にその下を走っていた確率は1万分の1も無いだろう。運命のいたずらなのか、Bad Luckでは片づけられない目に見えない必然があったのか・・。多分、人の目には見えない必然の結果だったのだろう。人の目に偶然と見える出来事の大半は目に見えない必然によって惹起されているのだろう。

数日前、伊賀上野で73歳の祖母が孫の中学生14歳を学校へ送る途中の交差点で出合い頭の事故に遭って、14歳の孫が死亡した。よもやの事故で、祖母としては心から身代わりになりたかったに違いないだろう。しかしそうはならなくて、高齢の祖母が生き続け、将来のある孫が死亡した。事故は偶然だったとは思えない。何等かの必然の力が作用し、2台の車が同時にこの信号のない交差点に差し掛かり、衝突し、結果的に14歳の青年のみが亡くなった。目に見えない必然。人の目には何が作用しているのか見えないので、必然の意味が理解できない。地球上のすべての出来事が必然で動いているのだ。ノウマクサンマンダボダナンバク

 

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