ちゃおチャオブログ

日々の連続

7.9(金・曇り小雨)五輪無観客。東証一時600円超の下げ。

f:id:commodore:20210710114851j:plain

 

バッハ会長を交えての五者会談で、五輪開催、首都圏地区は無観客と決まった。今更ながら思うに、もう少しワクチン接種が始まっていて、現時点で国民の半数以上が接種墨であれば、今日の景色も随分変わったものに映っていただろう。現実は死んだ子の歳を数えてもしかたがない。接種はまだ大会ボランティア、関係者へも行き渡っていない現状だから、無観客の決定はやむを得なかったのかも知れない。イスラエル、イギリスを引き合いに出すまでもなく、国民の半数以上が接種済の国は、行動の制限が大きく解除されてきている。コロナ対策で唯一の武器、防護策はワクチンであるのだが、如何せん、政府の初動は遅かった。3月、総理が初の外国要人としてWDCに乗り込み、バイデンとの面談後、直にファイザーCEOに電話し、供給増を要望したが、こんなことでもしなければ、供給は増えなかった。ロシアとか中国シノペック、インド等々、利くか効かないかは別にしても、どんどん独自開発をし、国民に供給してきた。効かない薬を打たされる国民の方はたまったものではないが、日本の場合は、こんな粗悪国とは違って、政府の主導で、もっとしっかりとした仕組みで、ファイザー、モデルナに劣らない効能のワクチンをもっと早期に開発できたと思うが、掛け声だけで、実態が伴っていなかった。当方、1160円で買ったアンジェスは今は760円、半値程に下落している。本来去年中に開発、認可されると予想されたが、未だに第3層の実験段階だ。これはワクチンとは関係ないが、サンバイオも大きく値を下げている。トホホ、の状態だ。

 

コロナワクチンが国民の半数以上に行き渡っていれば、感染者数は抑えられ、昨日の五者会談も無観客の決定はなかっただろうが、国民の多くの同調圧力に屈する形で、決定された。ここで菅総理指導力を発揮し、半分でも入れる!と大上段にかざしたら、方向性も決まったかと思うが、無言の行。総理官邸を取り巻く日米安保反対の大合唱の中、安保改定を粛々と押し進めた佐藤元総理とは、矢張り器が違ったのか・・。

いずれにしても、この決定を受け、今日の東証、一時は600円を越える下げ。28000円もマジノラインもあっさり割り込み、27000円台に落下。最近音無の構えだった日銀特融も、漸く重い腰を上げて、買い支え、漸くマイナス177円まで戻したが、それでも28000円を回復することは出来なかった。

まあ、来週以降灰汁抜けして、上昇に転ずるのを期待するが、雲行きは全く分からない。ただトルコリラに関しては、少しは戻し、危険水域を脱した感もあり、ほっとした。束の間の憩いかも知れないが・・。

 

f:id:commodore:20210710115026j:plain