今日の衆参両院指名選挙で岸田が第101代内閣総理大臣に指名された。記念すべき第100代内閣は、総選挙の駆け引きの中で、僅かに1か月も持たなかった。明治の中葉、初代内閣伊藤博文から連綿と続いてきた日本の憲政の中で、フシダラな宇野の超短命内閣よりも更に短期だった。総選挙に勝利し、次の来夏の参院選に向けて、本格的な岸田内閣が始動するのか・・。
波乱があるとすれば、今日同時に行われた衆院議長副議長投票で、細田が議長、海江田が副議長に選任され、細田は細田派の会長を降りることになるが、その禅定を受けた安倍が、安倍派に衣替えし、自民、最大派閥の長として、陰に陽に影響力を行使するだろう。如何にその風圧に耐え、和らげるかに手腕が掛かっている。宏池会と清和会、新たな闘争が始まるのか、手打ちしてたらい回しにするのか、国民は見ている。
今日同時に決まったのは、去年に続いての10万円の特別給付金。去年は外人も含め、国内に住民登録のある人全員に配られたが、国民の血税を外人にまで配ることの拒否感はあった。今回の追加特別給付金に関しては、それに配慮したのか18歳未満と課税所得960万円以下の家族、ということになった。課税所得960万と言うと、年収は2000万円を優に越えている筈であるし、そうした高額所得者にまで、ばら撒く必要は元よりないだろう。
同時に今日は小金井市役所からささやかなプレゼントが届いた。各家庭に配布される地域振興券だ。2500円分、市内の小売店、コンビニ、等で自由に使える。去年の振興券は確か、1万円分を買った際に、2500円分余計に使えるとのやり方で、2500円をもらうためには否が応でも1万円以上の買い物をする必要があったが、今回はそうしたわずらわしさも無く、そのまま500円券チケット5枚綴りを、いつでも自由に使える。市が2500円の税金を負担して、市内の商工業者を喜ばしてやろうとの算段だ。さて、7万世帯X2500円、一体幾らの税金になるだろう・・。